アドバンテスト、3年連続最高益
4月
27日
27日、アドバンテストは2027年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比(24%増)の4655億円になる見通しだと発表しました。3年連続の最高益を見込んでいます。旺盛な人工知能(AI)向け半導体の需要を追い風に、試験装置の販売が伸びています。
事前の市場予想平均(4783億円)を下回っています。売上高は(26%増)の1兆4200億円、営業利益は(26%増)の6275億円を見込んでいます。
世界のテック大手が昨秋以降にAI向けのデータセンターへの投資を増やしており、高性能な半導体の需要が急増しています。最先端の半導体が正常に動くかを試験するアドバンテストの高性能試験装置の販売に追い風になっています。
主力のテストシステム事業の売上高は前期比(27%増)の1兆2970億円を見込んでいます。このうち半導体の複数機能を1つのチップに集約するシステム・オン・チップ(SoC)向けが(30%)伸びます。(SoC)向けは採算性が高いとされ、アドテストの業績をけん引します。
メモリー向けは(17%増)の2010億円を見込んでいます。AI半導体などに使われる高性能DRAM向けが好調に推移します。
顧客の設備投資の増加を受け、(SoC)向け試験装置市場の見通しを見直しています。2027年3月期の(SoC)向け試験装置市場の推定を87億〜95億ドル(約1兆3800億〜1兆5100億円)と1月時点の予想(85億〜95億ドル)から下限を上方修正しました。
市場の追い風を受け、アドテストの市場シェアも高まっています。2026年3月期の試験装置市場でのシェアは(65%)と前年から7ポイント上昇でした。
アドバンテストは装置需要の増加に対応して生産を拡大します。生産台数は2027年3月期までに年5000台にする方針をかねて示しており、今回2028〜2029年には1万台規模に拡大する方針を明らかにしました。
27日に発表しました2026年3月期の連結決算は、売上高が前の期比(45%増)の1兆1286億円、純利益が2.3倍の3753億円でした。









