日経平均株価(6月15日)終値6万9317円50銭
6月
15日
15日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅続伸し、午前終値は前週末比3573円60銭(5.41%)高の6万9593円64銭でした。(6月3日)の「6万8465円56銭」の最高値から大きく指数を上げています。
米国とイランの戦闘終結合意を受けてインフレや世界景気の先行き懸念が後退し、買いが集まりました。相場の先高期待を強めた海外投機筋の買いがけん引して上値追いの展開となりました。
米東部時間14日、<トランプ米大統領>はイランと戦闘終結で合意したとSNSで発表し、19日に合意を正式に締結すると明言し、署名をもってホルムズ海峡は開くとの認識も示しています。15日、イランメディアはイランの最高安全保障委員会が14日夕方に米国との覚書の文言を最終決定したと報じています。
中東からの原油供給が正常化に向かうとの見方が広がり、ニューヨーク原油先物は日本時間15日朝方の時間外取引で「1バレル=80ドル台」と前週末の清算値からは(5%あまり)下落する場面がありました。インフレ圧力の後退で国内では長期金利が大きく低下し、キオクシアやアドテストといった人工知能(AI)・半導体関連の買いを誘いました。
12日、米宇宙開発の「スペースX」は巨額の新規株式公開(IPO)を行ないました。「スペースX」の上場を経ても米株式相場は堅調を維持し、需給が崩れていないとの見方も投資家心理を強気に傾けています。
原油相場が下落するなか、これまでAI関連と比べて株価が出遅れていた銘柄にも買いが集まりました。資材費の高騰懸念から売られていた建設株に買い戻しが強まり、景気の先行きにも楽観的な見方が広がり、自動車や金融など景気敏感の業種も買われて幅広い銘柄が上昇しています。
終値は、前週末比3297円46銭(4.99%)高の6万9317円50銭で終え、(5月7日)の「3320円72銭」に次ぐ歴代2位の上昇幅となり、最高値を更新しています。








田中 久史