住宅ローン、預金金利引き上げ
12月
20日
日銀の(0・75%)になる追加利上げに連動し、住宅ローンや預金の金利は一段の上昇が見込まれます。債券市場では長期金利も上昇基調を強めており、「金利のある世界」が加速しそうです。家計や企業にとっては利払い負担が増す一方、資産形成上のメリットも大きくなり、プラスマイナス両面で影響が広がりそうです。
金融機関は政策金利の短期金利に応じ、貸出金利の基準の一つである短期プライムレート(短プラ)を決めています。日銀の利上げを受け、三菱UFJ銀行やみずほ銀行は19日、短プラの年(2.125%)とし(現行1.875%)からの引き上げを発表しまた。
(短プラ)が上がれば、住宅ローンで約8割の人が選ぶ変動金利も半年ごとの見直し時に引き上げられるのが一般的です。毎月の返済額を5年間据え置く激変緩和措置がある場合が多いのですが、返済額のうち利払い分が増えて元本が減るペースが遅くなり、返済総額は膨らみます。
一方、金利上昇にはプラス面もあります。三菱UFJ銀や三井住友銀行は同日、普通預金金利(現行0.2%)を約33年ぶりの水準となる年(0.3%)に引き上げると発表しました。また、利上げ継続観測などを背景に長期金利は(2%台)に上昇しています。連動して定期預金金利も上がる見通しです。









kito