『私のすべて』@<アンヌ=ソフィー・バイイ>監督
12月
18日
第81回ヴェネツィア国際映画祭のオリゾンティ部門に正式出品され、横浜フランス映画祭2025で上映されたフランス映画『原題:My Everything』が、邦題『私のすべて』として、2025年2月13日より全国で順次公開されます。
『犬の裁判』に共同脚本として参加した<アンヌ=ソフィー・バイイ>の長編監督デビューとなる本作では、人生を息子に捧げてきた女性の物語が描かれています。
パリ郊外に暮らすシングルマザーの「モナ」と、発達に遅れのある30歳過ぎの息子「ジョエル」は互いを支え合い、いたわりながら暮らしてきました。だがある日、「モナ」は「ジョエル」と同じ施設で働く「オセアン」が彼の子を妊娠したと聞かされ、2人の関係を何も知らなかった彼女は動揺。母子の絆も揺らぎ始めます。
『悪なき殺人』の<ロール・カラミー>が「モナ」を演じ、障害のある俳優として、初めてフランスのアカデミー賞にあたるセザール賞の有望男優賞の1次候補に選出されました<シャルル・ペッシア・ガレット>が「ジョエル」役、演技未経験ながら施設での即興ワークショップで見出された<ジュリー・フロジェ>が「オセアン」役で出演し、撮影現場には障害がある役者のケアを担当するアクセシビリティコーディネーターが登用されました。










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田中 久史