「1ドル=156円49銭~156円51銭」
12月
27日
26日のニューヨーク外国為替市場で円相場は4営業日ぶりに反落し、前営業日の24日と比べ60銭円安・ドル高の「1ドル=156円55〜65銭」で取引を終えています。円の安値は「1ドル=156円73銭」、高値は「1ドル=156円25銭」でした。日本の財政悪化を警戒した円売り・ドル買いが優勢となりました。
26日、日本政府は2026年度の政府予算案を閣議決定しました。一般会計総額は2年連続で過去最大を更新しています。122・3兆円の予算規模は伝わっていたものの、<高市早苗政権>の財政拡張路線が改めて意識され、円売りを促しています。
26日、総務省が発表しました12月の東京都区部消費者物価指数(CPI)は、生鮮食品を除く総合の伸び率が市場予想を下回り、11月からも縮小しています。インフレ圧力が弱まり日銀は利上げを急がないと受け止められたのも円の重荷となりました。
円の下値は限られています。<片山さつき財務相>の発言で日本政府・日銀による円買いの為替介入への警戒感がくすぶり、円売りの勢いは限定的でした。25日はクリスマスの祝日で米国の全市場が休みで、26日も休暇を取る市場参加者が多く、26日は相場に影響を与える米経済指標の発表もなく薄商いとなるなか、持ち高を一方に傾ける動きは限られました。









