30日、宮崎CC(6543ヤード・パー72)にて、国内女子ゴルフツアー「JLPGAツアー選手権リコー杯」(賞金総額1億2000万円・優勝3000万円)最終日が行われました。
2017、2019年賞金女王の首位から出た<鈴木愛>(31=セールスフォース)が、逃げ切りで今季2勝目、通算22勝目を挙げています。<金沢志奈>と並び、3位に2打差をつけて最終組でスタートしました。6バーディー、3ボギーの「69」と3つ伸ばし、通算9アンダー「279」とし、同スコアで並んだ<岩井千怜>とのプレーオフを2ホールで目制して、2016年の日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯以来、9年ぶりの国内メジャー優勝を果たしています。
出だしの1番パー4で、第2打をバンカーに入れるなどしてボギー発進でした。2番パー5をバーディーとし、バウンスバックに成功しましたが、直後の3番パー4で再びボギーが先行でした。その間に、1つ前の組で回っていた<岩井千怜>が、出だしから3連続バーディーとしていたため、3ホールを終えて2打差を追う展開となっていました。それでも慌てず、パーを並べ、7番パー4で2つ目のバーディーを奪ってスタート時点の6アンダーに戻すと、9番からは4連続バーディーの猛チャージ。一気に首位奪還を果たしています。
4打差の3位タイには、兵庫県神戸市出身の<古江彩佳>、<阿部未悠>、<申ジエ>(韓国)。通算4アンダーの6位タイに<畑岡奈紗>、<金沢志奈>、<荒木優奈>が続いています。