「1ドル=156円29銭~156円30銭」(12月9日)
12月
9日
9日の東京外国為替市場で、円相場は続落でした。17時時点では前日の同時点に83銭の銭の円安・ドル高の「1ドル=156円18〜20銭」で推移しています。
2026年の米利下げペースが緩やかになるとの見方から、前日の米長期金利が上昇し、円売り・ドル買いが増えました。9日午後に伝わりました日銀の<植田和男総裁>の発言も円相場の重荷となりました。
米連邦準備理事会(FRB)は10日まで開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で3会合連続の利下げに踏み切るとの見方が有力ですが、来年の利下げペースは緩やかになるとの観測が出ています。米債券相場の先高観が後退し、8日の米長期金利が上昇したことから円売り・ドル買いが出ました。
円相場は17時20分に「1ドル=156円30銭近辺まで下げています。日銀の<植田総裁>は午後の衆院予算委員会に出席し、通常の動きと異なる形で長期金利が急上昇する局面では、市場における安定的な金利形成を促す観点から機動的に国債買い入れ増額などを実施するなどと語っています。市場では、真新しい発言というほどではないが、やや金融緩和寄りの発言に反応して円に売りが出たようです。









