今年の読書(12)『欲望の裏』堂場瞬一(ハルキ文庫)
3月
5日
第1作目『交錯』で始まりました「警視庁追跡捜査係」シリーズも、本書『欲望の裏』で14作目になり、文庫本書下ろしとして、2026年1月18日に発売されています。
被害者の顔と指紋が潰されていて、未だに身元が特定されていない5年前の未解決事件事件。その管轄だった八王子中央署の特捜が、追跡捜査係に助けを求めてきました。当時事件を担当した「高野刑事係長」が、定年を迎える前に何とか事件を解決したいということでした。
手掛かりは現場に乗り捨てられたレンタカーと被害者が持っていたUSBメモリだけでしたが、レンタカーの借り主は失踪中、USBメモリ内には何の情報も残されていませんでした。このわずか二つの手掛かりを元に、追跡捜査係の「沖田」と「西川」が執念の捜査を開始します。
刑事物とは、相容れない表紙でしたが、読み進むうちになるほどと納得しました。
この〈追跡捜査係〉も、実績を積んできていますので、本書では、各所轄の中に新しく〈追跡捜査係〉ができそうな流れで、「沖田」と「西川」の部署も増員され、新しい展開になりそうな終わり方で、第15作目が楽しみです。










yumirou
田中 久史