ダウ平均株価(12月5日)終値4万7954ドル99セント
12月
6日
5日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は反発して始まりました。米連邦準備理事会(FRB)の追加利下げ観測が根強く、引き続き相場を支えています。週末とあって持ち高調整を目的とした売りも出ています。
5日、ミシガン大学が公表しました12月の米消費者態度指数(速報値)は(53.3)でした。11月の確報値(51.0)から改善し市場予想(52.0)を上回りました。もっとも1年先の予想インフレ率は前月の(4.5%)から(4.1%)に低下しています。1月以来の低水準で、消費者のインフレ期待が鈍化していることを示しています。
5日発表の9月の米個人消費支出(PCE)物価指数は前月比で(0.3%上昇)の前年同月比(2.8%上昇)でした。伸び率は8月から横ばいで市場予想と一致でした。食品・エネルギーを除くコア指数も前月と同じ(0.2%上昇)と予想通りで、インフレは緩やかだと受け止められています。
5日発表の経済指標では、(FRB)が9〜10日に開く米連邦公開市場委員会(FOMC)で(0.25%)の利下げを決めるとの見方が強いままです。米労働市場の減速を受け、(FRB)は2026年も追加利下げを模索するとの声が出ています。政策金利の引き下げが続けば投資家の運用リスクをとる姿勢が強まるとして、株式には買いも入っています。
もっとも上値は重く、ダウ平均株価は11月後半に上昇基調となり、12月4日時点では(11月12日)に付けました最高値「4万8254ドル」まで400ドルあまりに迫っていました。高値警戒感がくすぶるなか、持ち高調整や目先の利益を確定する売りが出やすくなっています。
ダウ平均株価の構成銘柄ではありませんが、ワーナー・ブラザーズ・ディスカバリー(WBD)が高く、5日にネットフリックスが同社のスタジオ事業や動画配信部門を720億ドル(約11兆円)で買収することで最終契約を結んだと発表しました。ワーナーの株主は現金とネットフリックス株を受け取るといい、買いを誘いました。一方、ネットフリックスは下落しています。
ダウ平均株価は、前日比104ドル05セント(0.22%)高の4万7954ドル99セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比72.99ポイント(0.31%)高の2万3578.13で終えています。
S&P500種株価指数は、前日比13.28ポイント (0.19%)高の6870.40で終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比72.99ポイント(0.31%)高の2万3578.13で終えています。
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