ファルコン植物記(2240)【オルラヤ・グランディフローラ】
5月
20日
大きな植木鉢の隅に、セリ科 オルラヤ属の【オルラヤ(オルレア)・グランディフローラ・ピエリスホワイト】がきれいに咲いているのを見つけました。
オルラヤ属は地中海沿岸を中心に数種が分布し、セリ科に特徴的な傘形の散形花序をもった植物です。花序の径は、10~15センチで、外周の花の花弁がハート形で中心部の花より数倍大きくなります。
羽状に細かく切れ込んだ葉と、純白の小花を傘状に咲かせる姿にやさしい雰囲気があり、花を間近から見ると、花序を取り囲むような外側の花は、深く切れ込んだ1枚の大きな花弁がよく目立ち、これが本種の特徴となっています。園芸的にも観賞価値の高い草花でありながら、日本に本格的に導入され始めたのは1990年代後半で、比較的新しい花です。草丈は30~60センチ。花期は4~7月。
園芸店では、流通名に英名の「ホワイトレースフラワー」が使われていますが、日本で「ホワイトレースフラワー」の名前で親しまれている「アンミ・マユス」は、セリ科ドクゼリモドキで別種なので注意が必要です。






田中 久史