12月
19日,
2024年
《 雅羅・/・〝泉の森の樹〟❖ ’24-354 ❖ 》
フサザクラ(総桜、房桜)フサザクラ科(Eupteleaceae)フサザクラ属
学名:Euptelea polyandra Sieb. et Zucc.
別名: タニグワ、サワグワ、ヤマグワ、
ナナカマド、ナナカマス、メメスギ
フサザクラ(総桜、房桜);フサザクラ属
3月中旬には満開を迎えるようで桜の開花より少し早い。
科・属を知ると、じつに珍しい、単独種。楓の花に近い様に映る。
萼や花弁が無く沢山の雄蕊と幾つかの雌蕊が垂れ下がる。
花は暗い赤色で、果実もカエデの翼果に似ている。
自生分布は、北海道を除く日本各地と、報告がある。
山の谷間で見ることが多い由。
落葉樹で、西日本の谷筋や山間の路傍、崩落地などに多い。
日本国内では、同科に属するのは本種のみで「一属一種」の木。
フサザクラの開花は3月下旬~4月。葉に先立って咲く。
葉は円形あるいは楕円形で先端が極端に突出する。
縁のギザギザが不規則であることが特徴。
*
泉の森内でフサザクラを確認していない(私)。
森を調査している方に教えていただいた。
探索力の凄さ、眼識の鋭さ・・・而して教示。
調査者の “かがみ” 。感謝しかない。
単に見て回っているだけって!!反省した。
老人ボケ防止に気合を入れたい。
来春には、花がつく事を希したい。楽しみ。
「令和陸年(皇紀2684年)12月19日」
12月
9日,
2024年
《 雅羅・/・襍感〝定点観察草本〟❖ ’24-344 ❖ 》
共生菌との暮らしを見せる不思議な植物。
人間の所作・生活を遥かに超えた高みに見える植物たち。
眼を楽しませてくれる彼等に返礼の如くに共生したい。
マヤランに関する詳細紹介を以前、ブログルに記した。
参考に。
「令和陸年(皇紀2684年)12月9日」
12月
7日,
2024年
《 雅羅・/・襍感〝泉の森・黄葉〟 ’24-342 》
今年の晩秋~初冬、里緑地も黄葉にかがやいている。
今年は、黄葉が早かった。その上、見ごたえがあった。
泉の森には、ドングリ拾いや、昆虫観察??の若者が多く居た。
「令和陸年(皇紀2684年)12月07日」
12月
5日,
2024年
《 雅羅・/・〝草花其の後Ⅰ〟❖ ’24-340 ❖ 》
ムサシアブミの実には、毒性がある。
触れるだけでもかぶれる可能性があり見るだけにしたい。
《 泉の森・森のはらっぱ〝武蔵鐙の実〟》
泉の森の12月、下草刈りや坪刈りも終わった風。
綺麗になった森の林床、落ち葉が彩りを添えている。
地表辺りで菌類や微生物が活動し、養分豊富な土になる。
それとは別に人手の加わらない雑木林の縁にも植物が見える。
この時期は種々の実が見られ、そんな中で迫力あり際立つ実。
サトイモ科のムサシアブミの実は、堂々として凄い。
花期の姿(仏炎苞に包まれた肉穂花序)にも驚くが、、!
仏炎苞が枯れ始め、小葉がバカでかくなるのも驚く。
葉は、大きく長さは、30cm以上にもなる。
森のはらっぱで見る葉は、輝きて異様にも映ったが、
その後の実も見た者を圧倒するほどに迫力があった。
*
泉の森は、金網で囲まれた水道局管理地、
その外側・外周部分が散策路。
水道局管理地内は、殆ど人手が入らない“自然状態”。
それ故に、時として超希少植物が見つかったりする。
他方、大和市の財団管理公園(泉の森)も、
一般人が散策できる場所は限られている。
したがって一般人が見れる花もかぎられてしまう。
それでも素人眼に300種位の草本を見てきた。
実際、泉の森には7~800種位の植物がいると思われる。
財団のボランティア組織の一つに“植物調査班”があり、
日々、森内を探索・観察し保全整備をされている。
自然植物も、生き物だ。変異・増減がある。
それらをつぶさに観察、而して保全作業を行う。
その尽力には、畏敬の念を持つ。
散策者に、より良く鑑賞できるように移植さえもされている。
森林公園だが、ボランティアあっての公園だろう。
生物共同体的均衡、なんて表現がかつてあった。
自然を楽しんでいるのだが、生態系は、維持したい。
共存するには、人も植物に手を貸さないと・・・。
綺麗な花を見ている散策者として感ずるは!!
楽しんで探索し保全されてるボランティア諸氏。
植物好きからすると、ボランティア協議会と云う名称が^^)。
英語でのvolunteerは、〝自生植物〟を指す意味もある。
〝自生植物〟協議会・・・!?! 的を射てる。
「令和陸年(皇紀2684年)12月05日」