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【第2章】「理想的なキャリアの実現」から考える 自分らしい働き方の見つけ方

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【第2章】「理想的なキャリアの...
第2章:理想的なキャリアとは何か?

・キャリア=肩書きではなく「人生の物語」

「あなたのキャリアは何ですか?」と問われたとき、私たちはつい、職業や肩書きで答えてしまいがちです。
 
けれど、本当にそれだけがキャリアなのでしょうか。
 
キャリアとは、単なる職歴や肩書きではなく、自分がどんな価値を大切にし、どんな選択を重ねてきたかという「人生の物語」です。
 
それは
 
成功や失敗
 
迷いや決断
 
出会いや別れ
 
そうした一つひとつの出来事が織りなす、あなただけの軌跡。
 
アメリカのキャリア理論家マーク・サビカスは、「キャリアは意味を運ぶ物語である」と語りました。
 
つまり、私たちは自分の経験に意味を見出し、それを語ることで、自分自身のキャリアを「構築」していくのです。
 
「キャリア=人生の物語」という視点から、
肩書きに縛られない、自分らしいキャリアのあり方を探っていきましょう。
 
きっと、あなたの中にある『静かな強さ』が、そっと顔を出してくれるはずです。
 

・キャリア形成の6つのステップ

ー自己理解から適応までの旅路ー
 
理想的なキャリアは、偶然の積み重ねではなく、意識的な選択と行動の連続によって形づくられていきます。
 
キャリア形成は以下の6つのステップで構成されるとされています。
 
 
 ステップ①:自己理解
まずは、自分自身を深く知ることから始まります。
価値観、強み、弱み、興味、ライフスタイル、人生の優先順位などを棚卸しすることで、キャリアの土台が築かれます。

 
 
 ステップ②:仕事理解
次に、自分が関心を持つ仕事や職業についての情報を集め、理解を深めます。
仕事内容、必要なスキル、働く環境、報酬、将来性などを知ることで、選択肢が現実味を帯びてきます。
「ジョブ」と「ワーク」の違いを意識することも大切です。
 
 
 ステップ③:啓発的経験
選択肢を絞る前に、実際に体験してみる段階です。
インターンシップ、職場見学、ボランティア、副業などを通じて、仕事のリアルな側面に触れることで、内的キャリアと外的キャリアの接点が見えてきます。
 
 
 ステップ④:意思決定
十分な情報と体験をもとに、自分にとって最も納得感のある選択を行います。
この段階では、迷いや葛藤が生じることもありますが、「選ぶこと」そのものが自己信頼の表れでもあります。
 
 
 ステップ⑤:方策の実行
選んだ道に向かって、具体的な行動を起こします。
就職・転職活動、学び直し、スキル習得、ネットワーク構築など、意思決定を現実に落とし込むフェーズです。
ここでは「小さな一歩」が大きな変化を生むこともあります。
 
 
 ステップ⑥:仕事への適応
新しい環境に身を置きながら、自分らしく働く術を見つけていきます。
適応とは、ただ「慣れる」ことではなく、自分の価値を活かしながら環境と調和すること。
この段階での振り返りが、次のキャリア形成のサイクルへとつながっていきます。
 
 
キャリア形成は一度きりのプロセスではなく、人生の節目ごとに繰り返される「螺旋的な成長の旅」です。
どのステップも、あなた自身の物語を深める大切な章。
 
どうぞ、焦らず、丁寧に。
あなたの歩幅で、次の一歩を見つけていってくださいね。
 
 
 
また、キャリア形成における躓きやすい点と心掛けておきたい点についても触れてみたいと思います。
 
キャリア形成は、一直線に進むものではありません。
 
時には立ち止まり、迷い、思い通りにいかないこともあるでしょう。
 
 
それでも、その過程こそが「物語」を深める大切な要素です。
 
 
以下に、各ステップで躓きやすい点と、心掛けておきたいことをまとめました。
 
 
 ステップ①:自己理解

躓きやすい点:自分の価値観や強みが曖昧なまま進めてしまう
他者の評価に引っ張られてしまう

心掛けたいこと:「何が好きか」「何に違和感を覚えるか」など、感情の動きを手がかりにする
定期的に振り返り、言語化する習慣を持つ(ジャーナリングなども有効です)
 

 ステップ②:仕事理解

躓きやすい点:情報が多すぎて混乱する
理想と現実のギャップに戸惑う

心掛けたいこと:「自分にとっての働く意味」を軸に情報を整理する
実際に働いている人の声を聞くことで、リアルな視点を得る

 
 ステップ③:啓発的経験

躓きやすい点:体験の場が見つからない
一度の経験で判断してしまう

心掛けたいこと:小さな体験でも「何を感じたか」に注目する
複数の場面で比較しながら、自分の反応を観察する

 
 ステップ④:意思決定

躓きやすい点:選択肢が多すぎて決められない
「間違えたらどうしよう」と不安になる

心掛けたいこと:「今の自分にとっての納得感」を大切にする
完璧な選択よりも、選んだ後に育てていく意識を持つ

 
 ステップ⑤:方策の実行

躓きやすい点:行動に移す勇気が出ない
周囲の反応が気になってしまう

心掛けたいこと:小さな一歩から始める(例:1人に話してみる、1冊本を読む)
「行動=実験」と捉え、結果よりも気づきを重視する

 
 ステップ⑥:仕事への適応

躓きやすい点:理想と現実のギャップに落ち込む
自分らしさを出すことに遠慮してしまう

心掛けたいこと:適応とは「自分を消すこと」ではなく「自分を活かすこと」

小さな違和感を放置せず、対話や振り返りを通じて調整していく。
 
 

 
キャリア形成は、「正解を探す旅」ではなく「自分らしさを育てる旅」です。
 
躓きも、迷いも、物語の一部。
 
どうぞ、安心して歩みを進めてください。
 
その一歩一歩が、きっと誰かの希望にもつながっていきます。
 
 

・理想は描くことで現実に近づく

「理想を描くことに意味はあるのか?」
 
そんな問いを抱えたまま、日々の忙しさに流されてしまう人は少なくありません。
 
けれど、理想を描くことは、ただの空想ではなく、現実への道筋を照らす灯りになるのです。
 
たとえば、私がかかわらせていただいた、ある30代の会社員の方の話です。
 
彼は「人の成長に関わる仕事がしたい」という漠然とした理想を持ちながら、営業職として日々を過ごしていました。
 
ある日、研修の際に「理想の自分」を紙に書き出す機会があったそうです。
 
そこには、「人の話を丁寧に聴き、気づきを促す存在」「安心感を与える言葉を届ける人」といった姿が描かれていました。
 
その瞬間、彼は気づきます。
 
「今の仕事でも、顧客との対話を通じて、相手の課題に寄り添うことはできる」と。
 
それから彼は、営業の場面で『聴く姿勢』を意識し始め、社内でも「相談しやすい人」として信頼を集めるようになりました。
 
数年後、彼は社内の人材育成部門に異動し、今では若手社員のメンターとして活躍しています。
 
理想を描いたからこそ、現実の中に「意味」を見出せた。
 
そして、その意味が行動を変え、環境を変え、未来を変えていった場面でした。
 
 
理想は、現実とのギャップを生むこともあります。
 
でも、そのギャップこそが、自分が本当に望んでいることを教えてくれます。
 
そして、理想を描くことで、今の自分にできる小さな一歩が見えてくる。
 
どうぞ、静かに自分自身に問いかけてみてください。
 
「理想の自分は、どんなふうに人と関わっているだろう?」
 
「その姿に近づくために、今日できることは何だろう?」
 
その問いが、あなたの物語を動かし始めるかもしれません。
 
そして、描いた理想が、やがて現実にそっと寄り添ってくるはずです。
 
 
☆第3章~第8章まではnoteにて公開いたしますので、お楽しみに!
 
 
 
 
 
 

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「理想的なキャリアの実現」から考える 自分らしい働き方の見つけ方

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「理想的なキャリアの実現」から...
 
 
「理想的なキャリア」と聞いて、あなたは何を思い浮かべますか?

多くの人が夢や目標を掲げる一方で、現実とのギャップに戸惑いながら働いています。

自分らしくあることと、社会に適応すること
 
その間に揺れる感情は、決して他人事ではありません。

本記事では、「理想」の定義を再考しながら、あなたらしい働き方に近づくための視点を探ります。
 
───────────────
 
noteにもチャレンジしてみようと書いた記事をこちらにも少し書き残したいと思います。
 
まだ途中ですが、よければお付き合いください!
 
───────────────
 
 
第1章:はじめに —— 働くとは何か?
 
・働くことの意味を問い直す
・「生きるため」から「生き方そのもの」へ
・自分らしさと社会との接点
 
 

第2章:理想的なキャリアとは何か?
 
・キャリア=肩書きではなく「人生の物語」
・キャリア形成の6つのステップ(自己理解〜適応)
・「理想」は描くことで現実に近づく
 
 

第3章:自分らしさの源泉を探る
 
・自己理解の深め方(価値観・強み・感情のトリガー)
・人生の棚卸しと問いかけの技法
・「静かな情熱」に耳を澄ます
 
 

第4章:働き方の選択肢を広げる
 
・多様な働き方(フリーランス、複業、リモート etc.)
・働き方のスタイルとライフステージの関係
・外の世界との接点がもたらす気づき
 
 

第5章:理想のキャリアを描く
 
・3年後・5年後・10年後の未来設計
・キャリアプランの時間軸と役割の変化
・自分らしさが活きる環境の見極め方
 
 

第6章:自分らしい働き方の実現ステップ
 
・実践と試行錯誤のすすめ
・専門家や仲間との対話の力
・柔軟性・自己主張・手放す勇気
 
 

第7章:変化とともに働き方を育てる
 
・時代と自分の変化への適応
・キャリアはスパイラルに育つもの
・「今の違和感」は未来へのサイン
 
 

第8章:おわりに —— 働くことは、自分を生きること
 
・自分らしい働き方は「静かな革命」
・誰もが持つ物語を、働くことで紡いでいく
・あなたのキャリアは、あなたにしか描けない
 
───────────────
 
第1章:はじめに —— 働くとは何か?

働くことの意味を問い直す

私たちは、なぜ働くのだろう。

生活のため?
 
社会の一員としての責任?
 
それとも
 
自分らしさを表現するため?
 
この問いは、あまりにも日常に埋もれていて、立ち止まって考える機会は少ない。
 
けれど、働く時間が人生の大半を占める今だからこそ、「働くことの意味」を問い直すことは、自分自身の生き方を見つめ直すことにつながる。
 
古代ギリシャでは、労働は自由人の営みではなく、奴隷の役割とされていた。
一方、近代の哲学者マルクスは「労働こそが人間を人間たらしめる」と語り、ハンナ・アーレントは「労働・仕事・活動」の三層構造で人間の営みを捉えた。
 
時代とともに、働くことの意味は変化してきた。
 
そして今、私たちは「働くこと=生きること」と捉える時代に生きている。
 
一度立ち止まり「働くとは何か?」を問い直しながら、自身の働き方に対する固定された視点を揺さぶるきっかけができたとしたら、今の自分はどんなことを感じるだろう。
 
それは、理想的なキャリアを描くための第一歩であり、静かに自分らしさを育てる旅の始まりでもあるような気がする。
 
 
 
・「生きるため」から「行き方そのもの」へ
 

かつて、働くことは「生きるための手段」として語られてきた。
 
衣食住を支え、家族を守り、社会の一員として役割を果たす
 
それは確かに尊い営みだ。
 
けれど、私たちは今、働くことに「目的」だけでなく「意味」を求める時代に生きている。
 
働くことは、単なる手段ではなく、自分の価値観や美意識、そして「どんなふうに生きたいか」を映し出す鏡になっている。
 
働き方は、生き方そのものになった。
 
どんな場所で、どんな人と、どんな姿勢で働くか。
 
その選択の積み重ねが、私たちの人生の輪郭を形づくっていく。
 
「何のために働くか」ではなく、「どんなふうに働くか」が、私たちの存在を語る時代。
 
「働くこと=行き方そのもの」という視点から、自分自身の働き方に宿る哲学や美意識を見つめ直してみるのはどうだろうか。
 
それは、キャリアの選択を超えて、自分らしく生きるための「姿勢」を見つ直す時間になるかもしれない。
 

・自分らしさと社会の接点
 
 
 
「自分らしく生きたい」
 
この言葉は、今や多くの人が口にする理想となった。
 
けれど、私たちは社会の中で生きている。
 
価値観
 
役割
 
期待
 
評価
 
それらが複雑に絡み合う場所で、「自分らしさ」はときに揺らぎ、見失われる。
 
自分らしさとは、孤立した個性ではない。
それは、社会との関係性の中で育まれ、磨かれていくものだ。
 
社会が私たちに何を求めているのか。
 
そして、私たちはその期待にどう応えるのか。
 
その往復の中にこそ、「自分らしさと社会の接点」がある。
 
たとえば、職場でのふるまい。
 
家庭での役割。
 
SNSでの発信。
 
それぞれの場面で、私たちは「〇〇としての私」を演じている。
 
それは偽りではなく、社会との接点を持つための知恵でもある。
 
けれど
 
もしそのふるまいが「本当の自分」を遠ざけていると感じたら
 
その違和感こそが、問いの始まりだ。
 
「私は、どんな価値を大切にしているのか?」
 
「この社会との接点は、私の物語にどう影響しているのか?」
 
自分らしさは、社会から切り離された「純粋な核」ではない。
 
むしろ、社会との接点を通じて、少しずつ形を変えながら育っていく「動的な輪郭」なのかもしれない。
 
時には立ち止まって「自分らしさ」と「社会との接点」をめぐる問いを通じて、少しずつ形を変えてきた自分を感じてみてはどうだろうか。
 
次回へ
 
 
 
 

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学生時代とは違う社会人だからこその「予習・実践・復習」学びの大切さ

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学生時代とは違う社会人だからこ...
【社会人にとっての『予習・実践・復習』は、単なる学習ではなく、実感を伴う知識化の手順】
 
学生時代の学びは、インプットとアウトプットが分かれている構造が多く、「予習→授業→復習」といったどちらかと言うと一方向の流れでした。
 
けれども社会人になると

・ 学びが実践に結びついて 
・ 行動を成果に変える責任がともない
 
そのため

・ 自分で選び、自分で振り返る力が必要になる
 
ことを実感しています。
 
つまり
 
予習・実践・復習は「受け身の学習」ではなく、「自分で意味づけして結果を作るための循環」になっているんじゃないかと。
 
 
それによって、知識は「覚えたこと」から、「使える・育てられるもの」に変わり、今があるような気がしています。
 
 
【学びは、「扱った量」と同じだけ「扱った結果」で定着するから】
 
社会人の学びには学生時代とは違う、意味づけの質が問われます。
 
それは結果を求められる機会が増えるからだと思うのですが
 
 
どれだけ知識を得ても、ただ受け取って終わりでは、自分の経験値に染み込ませることができない。  
 

そのためには
 

・ 予習:事前に自分の問いや関心を見つけておく  

・ 実践:知識をただ使うのではなく、「どんな場面でどう効くか」を体感する  

・ 復習:結果や反応をもとに、「何が起きたか」を再整理し、再定義する
 
こうしたプロセスによって、知識は「他人の言葉」から「自分の言葉」になっていくんじゃないかと。  

つまり
 
「扱える知識」とは、「関係性と経験の中で意味づけされた言葉」の集合体になっているんでしょうね。
 
また
 
この循環があることで

・ 知識が実践の場で無くなることがない  

・ 失敗が学びに転換される  

・ 自分なりの再現性が生まれる
 
という、「学びの持続性」が育っていくと思っています。
 
 
学びは、「知識の量」だけではなく、「関わる質」。  

だからこそ、社会人にとっての予習・実践・復習は、  

・ 自分の関心と問いを整える予習  
・ 自分の体感と違和感を育てる実践  
・ 自分の意味づけを言葉にする復習
 
という「自分との対話の設計」そのものになるような、そんな気がしています。
 
新しい週のはじまりですね!
 
今週も一緒に頑張りましょう!

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素直な気持ちを大切に

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素直な気持ちを大切に
 
 
「人のためになりたい」
 
「誰かを支えたい」
 
私と同じようにそんな思いで福祉職に就いた人は、たぶんたくさんいると思います。
 
  
ただ
 
現場に立ち続けるうちに、  
 
「頑張っても報われない気がする」  
 
「自分の支援(思い)に意味があるのかわからない」
  
「これから先、何を目指せばいいのか見えない」
 
そんな思いに悩む方もたくさんいるように感じてます。
 
福祉職の多くの方のキャリアの悩みには
 
「やりがいがなくなる」ではなく、「やりがい」を放っておかれていたり、「やりがい」なんて無視される中でも、「やりがいがあるからこそ迷う」という、深い誠実さから生まれる問いなのだと思います。
 
そのうえで
 
福祉職のキャリアに悩みが生まれやすい理由はたくさんあると思っていますが、構造的な要因が重なっているからだとも思っていて
 
・ 役割が曖昧になりやすい  
  → 支える側としての立場が、関係性の中で拡張·変形しやすく、自分がこの仕事を目指した思いがどんどん見えづらくなる。
 
・ 専門性が可視化されにくい  
  → 対人支援や関係調整などの成果が「定量化」されにくく、スキルや成長が実感しづらい。また、(組織に)スケールするための仕組みがない。
 
・ 評価と報酬が乖離しやすい  
  → いくら工夫しても、励ましや承認を得られず、成果が見えづらいことから、現場での貢献を何かしらの形でフィードバックされる環境にない。
 
・ 感情労働による疲弊  
  → 常に「関係性の温度」を扱うことで、知らず知らずに自分の感情が摩耗していく。
そのうえで人間関係をサービスの基本とするため、人間関係で消耗する自分の限界を、自分で認めることを難しくさせている。
 
そんな感じで、福祉職には
 
「やりがいがあるが、成果が見えづらい」
 
「貢献しているが、報酬が少ない」
 
といった、構造的なアンバランスさがたくさん存在しているんでしょうね。
 
そしてそれらが要因となって
  
・ 自分の仕事に意味を見出すのが難しくなったり  
 
・ キャリアの次の一歩が見えなくなったり  
 
・ 支援者ではあるが、自分自身が組織に支えられていない感覚になる
 
という、それはそれは「静かな消耗」が起こり、キャリアの悩みとしてどんどん膨らんでいくんじゃないかと。
 
まぁこの辺は私自身の実感に過ぎませんが(笑)
 
ただ
 
悩むことは、「弱さ」ではなく、自分の思いに正直な姿勢と、この仕事を目指してきた「意味」を求める誠実さなんだと思っています。
 
  
そして
 
人間関係の最前線で一生懸命取り組まれている福祉職の方こそ、常に「問いを持つ」ことを意識することが、キャリアの質を支える柱になるんじゃないかと。
 
 
 
・ できることだけではなく、大切にしたいことを軸にしながら  
 
・外側の評価だけではなく、時には自分だけの内側の納得を育て  
 
・ 役割から離れても、自分の素直な思いに戻ってこられるようなスタンスをいつも心に掛け、日々の実践を行う
 
などなど
 
それらが、福祉職のキャリアを『(現場にしか有益ではない)決まりごとよりも個人の思いを大切にする』『(組織の)普通の書き換え』を行う道筋となり、本当は自分の力をどう使いたかったのか、自分が目指す先へ向かう原動力になっていくような、そんな気がしています。  
 
心が折れることがたくさんあるかと思いますが、現場の皆さんがいるからこそ実現されている今の安心を、これからも一緒に支えていきたいし、これから現場に飛び込んでくる若者の力にもなりたいし、何よりもサービスを必要としている方々と、大変ながらも笑い合える時間を作っていきたいなと、そんなことを思う1週間でした。
 
さぁ、明日はゆっくり休んでまた明後日から頑張ろうーっと(笑)
 
皆さん今週もありがとうございました♪
 
現場で頑張る皆さんと一緒に、この暑い夏を乗り越えます👨🏿‍🦲笑
 
引き続きどうぞよろしくお願いいたします!
 

ワオ!と言っているユーザー

『壁』の正体って

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『壁』の正体って

【壁の正体は、「越えられないもの」ではなく、「見えない問いが立ち上がる場所」である】
 
「壁を感じる」
 
「ここから先に進めない」
 
そう思う瞬間、人はそれを『障害』として扱いたくなるような気がしています。
 
そう、何度壁にぶち当たったことか(笑)
 
 
けれども
 
本質的に壁とは
 

「外側の構造」ではなく、「自分の内側との対話が始まるきっかけ」。
 
 
つまり
 
壁の正体とは
 
「止まったこと」ではなく「問いが立ち上がったこと」そのものなんだと思うようになりました。
 
 
 
【『壁』があらわすのは、能力や状況ではなく、「自分のかかわり方」】
 
 
壁にぶつかったとき、私たちはよくこう考えませんか?
  

・ 実力不足かもしれない  
・ 周囲の環境が整っていない  
・タイミングが悪かった
 
そして
「誰かのせい」(笑)
 
 
けれども
 
その奥にあるのは

・ 自分はこの問いをどう扱おうとしているか  

・ 選ぼうとしている行動は、どんな前提に根ざしているか  

・ 今の関係性の中で、自分はどんな姿勢で立っているか
 
つまり
 
壁は『自己の在り方』を問い直す鏡であり、今の自分にとっての限界領域を知らせてくれる存在のように感じます。
 
だからこそ
 
壁は
 
「越える」
 
「乗り越える」
 
 
 
だけではなく
 
 
 
「見つめる」
 
「意味づける」
 
「対話を始める」
 
 
ことで、新しいかかわり方に変わっていく可能性があるように思っています。  
 
 
【『壁』は、行き止まりではなく、「意味を育てる入口」】
 
「越えられない」
 
「難しすぎる」
 
と思うその瞬間こそ
 
  
・ 自分が何を恐れているのか  

・ どんな前提で場に立っているのか
 
・ 今の実践に、何が足りていないのか
 
そんなことに静かに目を向けるタイミング。
 
 
そして、その問いが見えない扉となり、  壁はやがて、自分らしさを育てる場に変わっていく。
 
「壁打ち」なんて言葉もあるくらいですから、対話を楽しんでみるくらいの気持ちでゆっくり向き合えたらいいですね。
 

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先入観がパフォーマンスを決める

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先入観がパフォーマンスを決める
【人のパフォーマンスは、できるかどうかよりも、どう見られているか・どう見ているかによって形作られる】
 
「自分はこれが得意だ」
 
「この場には馴染めないと思う」
 
 
こうした思い込みは、ただの気のせいではなく、実際の行動や表現を方向づける力を持っています。  
 

そう考えると
 
先入観とは「見方の癖」ではなく、「振る舞いの前提」でもある。
 
 
だからこそ
 
「どんな先入観を持っているか」
 
「その前提が自分をどう整えてしまっているか」
 
に気づくことは、パフォーマンスの質そのものを耕す第一歩と言える気がしています。
 
 
 
【先入観は、「無意識の設計図」として思考・行動・感情の選択に影響を与える】
 
人は何かをする前に、自分なりの枠組みで状況を捉えます。
 
その枠組み(スキーマ)が
 
「うまくできないかも」
 
「ここでは声を出さない方がいい」
 
 
などの先入観に支配されていると
 

・ 注意が分散し  

・ リスク回避の反応が先に立ち  

・ 挑戦や創造に必要な余白が失われる
 
ような事態に陥りがち。
 
 
 
一方で
 
「この場では試していい」
 
「自分には工夫する力がある」
 
という先入観があると
 

・ 意識が集中し  

・ 周囲との関係性に安心が生まれ  

・ 表現や思考の質が高まる
 
という好循環に入ります。
 
 
つまり
 
先入観は「邪魔な思い込み」ではなく、「場と自分をつなぐ起点」になりうるのではないかと。
 
 
そのためには、認識を批判するのではなく、認識を育てるという意識を持ち続けられたらいいのかもしれません。
 
 
 
【どんな先入観を持つかは、どんな振る舞いを選べるかを決める】
 
先入観とは
 
「気をつけるべきもの」ではなく、「整えて味方につけるべきもの」。  
そのためには  

・自分にどんな前提があるかに気づくこと  

・その前提が今の自分をどう導いているかを言語化すること  

・自分を信じる設計図を、自分の手で書き換えていくこと  
 
 
それが
 
「思い込みに縛られる支援者」ではなく、「可能性を育てる姿勢を持つ実践者」への第一歩になる。
 
そして
 
それすらも自分の中の先入観と認識しながら、何かに囚われている自分がいることを常に意識して過ごしたいと思っています。
 

ワオ!と言っているユーザー

うまくやろうとするよりも大切なこと

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うまくやろうとするよりも大切な...
「うまくやらなきゃ」
 
「失敗できない」
 
そんな気持ちが湧くと、行動は型に寄りかかり、関係性は評価に支配され、言葉は成功のための道具になってしまいがち。  
 

けれども
 
本当に価値があるのは
 
「うまくできたかどうか」より、「どんな姿勢で関わったか」「そこに何の意味を込めたか」。
 
つまり、結果よりもまずは手ざわりを大切にした営みこそが、キャリアにも関係性にも根を張っていくように思う。
 
 
 
【「うまさ」には正しさがあるが、「真摯に向き合う姿勢」には余白がある】
 
「うまくやる」ことには、再現性や技術、成果など「正しさ」の要素があるように思う。
 
それは確かに価値あるものだが、一方で
 

・ 想定外の場面に弱くなる  
・ 関係性が操作になりがち  
・ 自分の気持ちが置いてけぼりになる
 
という「歪み」も生まれる気がする。
 
それに対して
 
「真剣に関わる」
 
「意味を込めて実践する」
 
ことには
  
・ 結果にとらわれすぎない自由さ  
・ 自分との対話から始まる納得感  
・ 予期せぬ気づきや関係性の深まり
 
といった余白の力がある。  
 

つまり
 
うまくやることは「正解をなぞる力」だが、意味を込めて動くことは「問いを育てる力」なのかもしれない。
 
 
 
【うまくやることを超えて、「その場に真摯に向き合うこと」に価値を置く】
 
「うまくできるかどうか」よりも、「今この場に、どんな姿勢で関わっているか」  

それこそが、言葉を育て、人とのつながりを深め、自分のキャリアの質を変えていく鍵になる。
 
「うまさ」は技術であり再現性。  

「実直さ」は実感であり関係性。
 
 
今日もどんな姿勢でかかわっていくか。
 
自分としっかり対話していこう。

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自分の適性を知ることの大切さ

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自分の適性を知ることの大切さ

【自分の適性を知ることは、『自分らしく働くための土台』になる】
 
 
働くことは
 
「稼ぐこと」
 
「責任を果たすこと」
 
に加えて
 
「自分の性格や価値観と重なる営みを選ぶこと」
 
が大切になると思っています。  
 

そのために
 
自分がどんなタイプで、何に動機づけられるのか
 
そうした『職業的パーソナリティ』を知ることは、キャリア形成の第一歩と言えるかと。
 
 
キャリアの学びの中に、ホランドのキャリア理論(RIASEC)というものがあり、自分の適性を6つのタイプで理解する枠組みとなっています。  

その「RIASEC」を参考にすることで、「好き」と「できる」の一致点を探すヒントが得られると思います。
 
 
 
【『RIASEC』は、「自分の興味と職業環境とのマッチング」を言語化してくれる】
 
ホランド理論における6つのパーソナリティタイプは以下の通り
 
 
 
 R(実践型:Realistic) 
特性:手を動かす、身体を使う 
好ましい環境や仕事の傾向:技術職、農業、機械、建設、警備など 

 I(研究型:Investigative) 
特性:探究する、理論的
好ましい環境や仕事の傾向:科学、研究、分析、技術開発など

 A(芸術型:Artistic)
 特性: 自由・創造・感性重視 
好ましい環境や仕事の傾向:
芸術、デザイン、文章、演出など 

 S(社会型:Social) 
特性:他者への共感・支援
好ましい環境や仕事の傾向:教育、医療、福祉、カウンセリングなど 
 
 E(企業型:Enterprising)
特性:主導する、影響する 
好ましい環境や仕事の傾向:営業、経営、企画、政治など 

 C(慣習型:Conventional)
特性:正確さ・秩序・構造化
好ましい環境や仕事の傾向:会計、事務、データ管理、管理系など 
 
 
 
この分類によって

・ 自分がどんな活動にやりがいを感じていて
 
・ どんな職場環境が自然に馴染みやすくて
 
・ なぜある仕事に違和感を覚えるのか  
 
 
といったことが明確になります。
 
また
 
RIASECは「一つだけのタイプ」ではなく、複数のタイプが組み合わさることで自分らしさが見えてきます。  
 

例えば
 
「S+A」のタイプの人なら、「感性を活かしながら誰かに寄り添う支援」に魅力を感じるかもしれません。  

こうした多層的な理解によって、「ただ適性を知る」以上に、「自分らしい働き方」がより明確になっていきます。
 
ご自身はどんな傾向にありそうでしょう^^?
 
 
 
【「支援者としての自分」を見つけた、とある実践者】
 
ある福祉職の支援者が、キャリアに悩んでいました。  

「人のためになりたい気持ちはあるけれど、うまく成果が出せていない」
 
「自分に向いているのか分からない」
 
そんな葛藤の中で、RIASECをお伝えしました。
 
 
診断結果は
 
大きな傾向として「S(社会型)とI(研究型)」の組み合わせでした。
 
 
それによって
 
支援への関心と、対話や状況の深掘りを通して、本質に迫る思考性の両方を再確認できたようでした。
 
 
その方はこのようなお話をしていました。  
 
「自分が向いてるかじゃなく、何に惹かれていたのかが言葉になった。現場での実感と、思考する自分の性質がつながった気がして、自分の支援のスタイルにも納得感が生まれた気がする」
 
 
このように
 
RIASECは「職業選択」のためだけではなく、「自分の働き方に意味を宿すための補助線」にもなるような気がしました。
 
 
 
【自分の適性を知ることは、「働く意味」に納得するための実践でもある】
 
 
「何に向いているか」
 
だけでなく
 

「どんな場で息がしやすいか」
 
「どんな関わり方が自然か」
 
 
そうした感覚を言語化することで、  
働くことが「自分をすり減らす役割」ではなく、「自分らしさを育てる場」になっていくように思っています。
 
そしてその納得感が
 
・ キャリアの継続性を支え  

・ 関係性の品質を整え
 
・ 成果よりもプロセスの実感を大切にする姿勢へとつながる
 
ような気がして
 
自分の適性を知ることは、『自分らしさ』を見つける大きな手がかりにもなる、そんな気がした、木曜日の夕暮れでした。
⬇コーチ&キャリアコンサルタント加藤雄一⬇

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『好き』と『向き』が重なる場所、それが『わたし』のキャリア起点

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『好き』と『向き』が重なる場所...
【「好き」と「向き」の重なりに、キャリアの納得と持続可能性が宿る】
 
理想のキャリア形成とは
 
「やりたいこと」に飛びつくだけでも、「できること」に依存するだけでも、なかなかうまくいかないような気がしています。  

それぞれが単独で機能するのではなく
 
「好き=感性や動機」
 
「向き=性質や特性」
 
この2つの重なりによって、自分らしい働き方が形づくられていくんじゃないかと。
 
 
「向いているからやる」でも
 
「好きだから突っ込む」でもなく
 
  
「好きで、しかも自分の性質にも馴染む」領域に軸足を置いたとき、キャリアは「消耗しにくい持続性」と「育てがいのある納得感」を持つようになるような、そんな感覚です。
 

それが、理想のキャリア形成の土台になっていくんだろうと。
 
 
【「好き」だけでは揺らぎ、「向き」だけでは枯れてしまう】
 
「好き」には情熱があり、「向き」には安定感があります。  

ただし
 
どちらか一方だけに偏ると、キャリアのバランスが崩れやすくなるような気がしています。
 
…「好き」に偏ると:気持ちはあるが、成果やプロセスに自信が持てず、続ける力が弱まりがち  

…「向き」に偏ると:得意ではあるが、心が動かず、やりがいや深まりを感じづらくなる  
 
 
つまり、「好き」は動機の源泉になり、「向き」は形にするための土壌になる。  
 

このふたつが重なることで、  
 

・ 行動に意味と実感が宿り  

・ 継続の原動力が自然に生まれ

・ 他者との接点に、自分らしさを乗せられる
 
 
 
キャリアとは
 
成果ではなく「自分らしく働く営み」の積み重ね。
 
 
その積み重ねを育てるためには、「感性」と「性質」の両方に寄り添った選択が必要なんだと思います。
 
 
【「できる」だけでなく、「続けたい」に根ざすキャリアを】
 
理想のキャリアは、目指すものではなく、育てていくもの。  
 

そのためには

・「好き=自分の心が動く営み」  

・ 「向き=自分の性質が馴染む働き方」  
 
このふたつに静かに耳を澄ませる時間が必要です。
 
 

「情熱だけでは足りない」
 
「得意なだけでは苦しくなる」
 
 
 
それがキャリアの現実。  
 

だからこそ
 
「好き」と「向き」の接点に、自分らしい実践を置くことが、キャリアを「暮らしに根ざしたもの」へと変えていく鍵なのだと思います。
 
まずは一緒に
 
『好き』と『向き』を見つけることからはじめてみませんか^^
 
⬇コーチ加藤雄一

ワオ!と言っているユーザー

リーダーは熱く冷静に

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リーダーは熱く冷静に
【熱意だけでなく、冷静さを保つことで伝わる力が育まれる】
 
 
 
何かを伝えたいとき
 
ある場面でこだわりがあるとき
 
など、人は自然と熱を帯びます。  

それは、思いや信念がある証拠でもあり、関係性に真摯に向き合っている証でもあると思っています。
 

ただ
 
「熱意」は届かせる力になり得ますが、「冷静さ」がなければ、伝えたいものの本質が届かなくなることを幾度も経験してきました。
 
つまり
 
「熱くなっても冷静に」とは、情熱を否定するのではなく、冷静さを持つことで、今の情熱の輪郭を整えるという選択なのかもしれません。
 
 
【冷静さは、言葉のかたちと関係性の温度を守ってくれる】
 
 
熱くなると
 
 
・言葉が強くなりすぎたり  
・ 相手を「説得する対象」にしてしまったり  
・ 自分の考えを押し通したくなりがち
 
といった状態になってしまうことがありました。
 
それは、真剣だからこそ起きる力の偏りでもあるような気がしています。
 
 
もしもそこに
 
冷静さが加わると

・ 自分の気持ちを俯瞰して扱えるようになるとか
  
・ 相手の反応に丁寧に耳を澄ませる余白が生まれるとか
  
・一方的な伝達ではなく、双方向の対話に変わっていくとか
 
 
つまり
 
 
冷静さは「言葉を弱める」のではなく、「言葉を相手のなかに届かせる手ざわりを整える力」になるんじゃないかと。
 
また
 
冷静さは「感情を抑えること」ではなく、『感情との距離感を調整する力』。  

それは、「感情に飲み込まれる」のではなく、「感情を携えたまま、誠実な関係性を築く」ための実践でもあると思っています。
 
 
【冷静なまなざしがあるから、情熱が届く】
 
熱意があることは力になります。  
 

けれども
 
それが届くためには、冷静さによって「相手との関係性を整える力」が必要になる。
 
「熱くなっても冷静に」という言葉には

・ 自分の思いを大切にする  

・ 相手との違いにも真摯に向き合う

・ 対話の流れを守る
 
 
という、関係性の中で言葉を扱うリーダーとしての姿勢が込められているような気がしています。
 
それでは今日も、熱く冷静に!
 
 

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