『好き』と『向き』が重なる場所、それが『わたし』のキャリア起点
7月
24日
【「好き」と「向き」の重なりに、キャリアの納得と持続可能性が宿る】
理想のキャリア形成とは
「やりたいこと」に飛びつくだけでも、「できること」に依存するだけでも、なかなかうまくいかないような気がしています。
それぞれが単独で機能するのではなく
「好き=感性や動機」
「向き=性質や特性」
この2つの重なりによって、自分らしい働き方が形づくられていくんじゃないかと。
「向いているからやる」でも
「好きだから突っ込む」でもなく
「好きで、しかも自分の性質にも馴染む」領域に軸足を置いたとき、キャリアは「消耗しにくい持続性」と「育てがいのある納得感」を持つようになるような、そんな感覚です。
それが、理想のキャリア形成の土台になっていくんだろうと。
【「好き」だけでは揺らぎ、「向き」だけでは枯れてしまう】
「好き」には情熱があり、「向き」には安定感があります。
ただし
どちらか一方だけに偏ると、キャリアのバランスが崩れやすくなるような気がしています。
…「好き」に偏ると:気持ちはあるが、成果やプロセスに自信が持てず、続ける力が弱まりがち
…「向き」に偏ると:得意ではあるが、心が動かず、やりがいや深まりを感じづらくなる
つまり、「好き」は動機の源泉になり、「向き」は形にするための土壌になる。
このふたつが重なることで、
・ 行動に意味と実感が宿り
・ 継続の原動力が自然に生まれ
・ 他者との接点に、自分らしさを乗せられる
キャリアとは
成果ではなく「自分らしく働く営み」の積み重ね。
その積み重ねを育てるためには、「感性」と「性質」の両方に寄り添った選択が必要なんだと思います。
【「できる」だけでなく、「続けたい」に根ざすキャリアを】
理想のキャリアは、目指すものではなく、育てていくもの。
そのためには
・「好き=自分の心が動く営み」
・ 「向き=自分の性質が馴染む働き方」
このふたつに静かに耳を澄ませる時間が必要です。
「情熱だけでは足りない」
「得意なだけでは苦しくなる」
それがキャリアの現実。
だからこそ
「好き」と「向き」の接点に、自分らしい実践を置くことが、キャリアを「暮らしに根ざしたもの」へと変えていく鍵なのだと思います。
まずは一緒に
『好き』と『向き』を見つけることからはじめてみませんか^^
⬇コーチ加藤雄一