誰とも話したくない時こそ、本を読む
8月
9日
【「誰とも話したくない時間」は、自分との対話を育てるための静かな入口になる】
誰かとかかわることに疲れてしまった。
そんなとき、ありませんか?
そしてその時一冊の本は、その時間に寄り添う『静かな他者』になっていると思っています。
・ 相手の反応に気を遣う
・ 自分の言葉がどう受け取られるかを考える
けれども本との関係には
・ 読むタイミングもペースも自分で選べて
・ 反応を気にせず、自分の感覚に集中できるし
・ 言葉を「受け取る」だけでなく、自分に『響かせる』ことができる
・ 自分の気持ちを代弁してくれる言葉に出会わせてくれて
・ 今の自分では語れない感情を、他者の言葉を借りて表現ができて
・ 自分の中にある大切な『問い』を静かに育ててくれる
「言葉を出すことが怖い」
・「言葉にならない感情を抱えている人間の姿」
・ 「問いを持ち続けることの意味」
・ 「沈黙の中にある誠実さ」
・ 心に留まった本の言葉をノートに書き写したり
自分の気持ちを「誰かの言葉を借りて」語ってみたり
・ 誰かに話すのではなく、『自分に語る』という営みを始めてみたり
「誰とも話したくない時期に、本が自分との関係を保ってくれた。
それが、自分を見失わずにいられた理由だった」
けれども、言葉との関係を切らさないことは、自分を保つためにとても大切。
そして本は
・ 自分のペースで関われる
・ 自分の感情に寄り添ってくれる
・ 自分の問いを育ててくれる
そんな一冊の『本との対話』の中に、自分だけの本当の気持ちが息づいているように感じます。
人と話すことがしんどい。
誰かとかかわることに疲れてしまった。
とにかく全てが雑音に聴こえる。
そんなとき、ありませんか?
私はもうしょっちゅうあります(笑)
何かしようとしても無気力。
何かやったら空回り。
そんなときは、もう無理に誰かと話そうとせず、 とにかく『一人で黙々と本を読む』
これです(笑)
他にも私なりの方法がいくつかありますが、今回は『黙々と本を読む』をお伝えしたいと思います。
誰とも話したくないという時は、とにかく「ひとりになって整えたい」、そんな時ではないでしょうか。
ひたすらボーッとするのもいいし
とにかく好きな音楽を聴くもいいし
体を動かすもいいし
喋りたいことを喋り倒すもあり(笑)
ただ、いずれの時間も『言葉との関係性』が保たれていて(ボーッとしているようで頭の中のヒトリゴトがおさまらないとか)、結局は自分との対話が静かに育まれていませんか?
つまり、「誰とも話したくない」という感覚は、閉じこもるのではなく、『整える』ための時間。
そしてその時一冊の本は、その時間に寄り添う『静かな他者』になっていると思っています。
【本は、「関係性の温度」を自分で調整できる対話のかたち】
人との会話には
・ 相手の反応に気を遣う
・ 自分の言葉がどう受け取られるかを考える
・ 関係性の温度を保つためのエネルギーが必要
といった『感情的コスト』がともないます。
(これは負の感情でいる時の側面)
けれども本との関係には
・ 読むタイミングもペースも自分で選べて
・ 反応を気にせず、自分の感覚に集中できるし
・ 言葉を「受け取る」だけでなく、自分に『響かせる』ことができる
といった『自分との対話を支える構造』があると思っています。
さらに、『本』は
・ 自分の気持ちを代弁してくれる言葉に出会わせてくれて
・ 今の自分では語れない感情を、他者の言葉を借りて表現ができて
そして
・ 自分の中にある大切な『問い』を静かに育ててくれる
そんな存在のような気がして。
本は「話さなくても関係性を持てる第三者」として、孤独の中に意味を宿してくれる『大切な他者』だと感じています。
【誰とも話せなかった時期に、本が「言葉の再接続」を支えてくれた】
私がそうだったように、多くの方もまた職場での人間関係や家庭の変化によって、誰とも話したくない時期を過ごしたことがあると思っています。
「言葉を出すことが怖い」
「誰かと関わると、余計に疲れてしまう」
そんな感覚の中で私が手に取れたのが、エッセイだったり哲学書だったり本との出会いでした。
そんな本の中には
・「言葉にならない感情を抱えている人間の姿」
・ 「問いを持ち続けることの意味」
・ 「沈黙の中にある誠実さ」
が描かれていて、羅列されている文字から「自分の感覚が否定されていない」と感じられたものです。
そして、そこから少しずつ
・ 心に留まった本の言葉をノートに書き写したり
自分の気持ちを「誰かの言葉を借りて」語ってみたり
・ 誰かに話すのではなく、『自分に語る』という営みを始めてみたり
そんなプロセスを経て、再び人との関係性に向き合えるようになったのが40歳を過ぎた頃でした。
だからこそ一冊との出会いが
「誰とも話したくない時期に、本が自分との関係を保ってくれた。
それが、自分を見失わずにいられた理由だった」
と言えるような気がしています。
【「話したくない」は、言葉を整える時間であり、本はその『伴走者』になる】
人と話せないとき、無理に関わる必要はないと私は思っています。
けれども、言葉との関係を切らさないことは、自分を保つためにとても大切。
そして本は
・ 自分のペースで関われる
・ 自分の感情に寄り添ってくれる
・ 自分の問いを育ててくれる
そんな、『静かな他者』として、孤独の時間に意味を宿してくれる存在。
そんな一冊の『本との対話』の中に、自分だけの本当の気持ちが息づいているように感じます。
今、誰ともかかわりたくないと思っているあなたへ。
どうか人生を変える素敵な一冊との出会いが生まれますように😊