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自分を変えるのは小さな言葉の積み重ね

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自分を変えるのは小さな言葉の積...
【人は、インパクトのある言葉より『日々に染み込む言葉』によって変わる】
 
 
「言葉で人は変わる」と言うと、感動的なメッセージや、強い説得力を持つ一言───
 
私自身、そんなインパクトのある瞬間に意識が向きがちです。  
 

ただ、実際には、人の変化とは一度の衝撃より、何度も『響いてきた』小さな言葉によって育っていくものなのかと。  
 

つまり、関係の中で繰り返され、静かに染み込んでいく言葉の積み重ねこそが、自己認識を揺らし、行動の再選択を可能にしてくれているような気がしています。
 
 
 
【小さな言葉には、「認識の再構築」と「自己肯定感の地ならし」をする力がある】
 
人は、自分に対する言葉
 
特に、他者のまなざしを伴った言葉によって、「自分がどんな存在か」を少しずつ形づくっていきます。
 
小さな言葉は、  

・ 無防備な自分に届く  

・ 日常の中に溶け込んでいるため、違和感なく自分に染み込み
 
・ 「ただの会話」として扱われながら、自分の中で意味の再認識を促してくれる。
 
 
それによって
  
・ 「あ、そんなふうにも見てもらえてるのか」  

・ 「そうか、自分のこの動きには意味があるんだな」  

・ 「知らず知らず、言葉が変わってきてるかもしれない」
 
 
といった、「自己認識のずれ」が生まれ、そこから変化を許す余白と、自分を肯定する土台が整ってくるような気がしています。
 
 
また、声量ではなく回数によって届く言葉であるとも言えるような気がして、まずは穏やかに関係性に変化をつくる実践でもあるように思います。
 
 
 
【相手との言葉の積み重ねによって、自分の枠組みが変わった方の話】
 
 
「自分は何かに熱中するタイプではない」と長らく思っていた方がいました。  

挑戦や創造よりも、淡々とした日々を選びがちで、「変化を好まない自分」という枠組みを持っていたようです。
 
そんな風に自分をとらえていたこの方も、日々自分の興味関心のある事を楽しむ時間を過ごしていました。
 
 
そんな中、他者との何気ない会話の中で、こんな言葉を繰り返し受け取るようになったそうです。
 

 「最近、表情がやさしくなったね」 
 
「あのときの言葉、すごく相手に届いていた感じがしたよ」  

 「いつも誰にでも丁寧に接してるよね」
 
 
 
それらが繰り返されていくうちにこの方の中で、「淡々とした自分」ではなく「相手に対して丁寧な自分」という新しい枠組みが育ち始めたそうで  

それからは 
 
・ 自分なりの表現に一歩踏み出してみる 

・ 相手とのかかわりの中で、自分の強みを発揮してみる
 
ということを実践してみたことで
 
・ 無理なく静かな自己肯定が根付いているような感覚が生まれた
 
という変化が起きたそうです。
 
 
それは
 
大きな励ましじゃなくて、小さくて静かな言葉たちがこの方の輪郭を整えてくれた気がして「急かされずに変わる」という、優しいプロセスだったような感じがしています。
 
「小さな言葉の積み重ねが人を変える」が実感として宿った場面だったといえるのではないでしょうか。
 
 
 
【無理に変化させようとするよりも、「言葉を置く」ことで変化を育てる】
 
 
人を変えるのは、「説得」でも「指導」でもなく、『関係の中に置かれた言葉の温度』だと思っています。
 
  
・ 相手の存在にまなざしを向けた一言  

・ 何気ないけれど肯定を含んだ対話  

・ 繰り返し差し出される静かな思いやり
 
それが、「自分を変える」ではなく、「変わっていく自分」に気づくための土台を作ってくれるんだと。
 
さて
 
私はどんな『小さな言葉』を日々受け取っているでしょう。
 
意識してみることで、何かが変わり始めるかもしれませんね^^
 
 

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『人が変わるとき』のメカニズム

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『人が変わるとき』のメカニズム...
【人が変わるとは、状況が変わることではなく、『自己認識の枠組み』が書き換わることである】
 
 
私自身「人が変わる」と聞くと
 

・ 新しい行動を始める  

・ 習慣が変わる  

・ 周囲との関わり方が変化する
 
 
といった「外から見える変化」を思い浮かべがちです。  
 

そのうえで本質的な変化とは
 
「自分はこういう人間だ」
 
「この場ではこう振る舞うものだ」
 
という『 枠組み』の書き換えなんじゃないかと。  
 

つまり
 
人が変わるときには、行動以上に
 
『認知の更新』と『意味の再構築』が起きているんでしょうね。
 
 
 
【変化は、実践だけではなく『自己の積み重ねの問い直し』によって起こる】
 
人が変わるために必要なのは、「行動力」ももちろんですが、「認識力」に大きく左右されると思っています。  
 

少し逸れますが、人の振る舞いや態度は、ひとつには以下の構造に支えられているということを学びました。
 
〇心理的構造

・ 信念(Beliefs):自分や世界に対する信じ込み  

・ 自己概念(Self-schema):自分の性格・役割・期待に対する理解  

・ 選択モデル(Choice map):どういう選択肢があると思っているか
 
 
この辺が変わらない限り、表面的な行動の変化は起こすことができたとしても、長続きしないといわれています。
 
 
そして、これらが書き換わるタイミングには必ず
  

・ 「これまでの認識では対処できない」  

・ 「現状が意味づけできない」
 
・ 「関係性の中で違和感が立ち上がる」
 
 
といった、『心理的な揺らぎ』が起きているような気がします。
 
その揺らぎに対して、問いが立ち、構造が再編されることで、人は少しずつ変化が進んでいく。  

つまり、人が変わる瞬間とは、認識の土台が揺れ、再構築が始まった瞬間でもあるように思います。
 
 
 
【私自身の変化として】
 
私自身、以前は「私は関係構築が苦手だ」と思い込んでいました。  
 
というのも「どう思われているか」が気になり過ぎて、ついつい話し過ぎたり、汗が止まらなくなったり。
 
この辺はまだ変わっていない部分でもありますが(笑)
 

そのため、場に出ても
 
「話しづらいな…」
 
「関係が薄いような…」
 
「わかってもらえたかな...」
 
なんてことを感じ、手応えが持てないでいました。
 
 
ところがある日、とある場面でこんな言葉をいただきました。
  
「あなたは、私の話す準備が整うまで待ってくれるような気がして。  
だから、安心して話せる気がします。」
 
この言葉によって、「私は関係構築が苦手」から「関係性の中にゆとりをつくることのできるタイプ」なのかもしれない
 
という『枠組みの書き換え』が始まりました。
 
 
それからは

・ 沈黙しても大丈夫
 
・ 伝えようとするばかりではなく、『待つ』ということの大切さを知り

・ 「静かに関係を支える力」を自分の軸にしてもいい
 
ということを意識するようになりました。
 
 
行動は小さく変わっただけですが、認識の枠組みが変わったことで、存在そのものが変化したような、そんな感覚でした。
 
 
 
 
【人が変わるとは、「問いと意味の手ざわりが変わる」こと】
 
 
変化は、成果や行動に現れる前に「自分との対話の質」に現れるように思っています。  

そして、人が変わるときには
 
・ 信じていた自分像に違和感が生まれ  

・ 新しい言葉が自分に響き、今までの前提が揺らいで  

・ 揺らぎの中に意味が『宿り直す』ことで、実践が再構成されていく。
 
 
それが、人が変わる心理的メカニズムの核心のような気がしています。
 
 
 
 

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