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『人が変わるとき』のメカニズム

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『人が変わるとき』のメカニズム...
【人が変わるとは、状況が変わることではなく、『自己認識の枠組み』が書き換わることである】
 
 
私自身「人が変わる」と聞くと
 

・ 新しい行動を始める  

・ 習慣が変わる  

・ 周囲との関わり方が変化する
 
 
といった「外から見える変化」を思い浮かべがちです。  
 

そのうえで本質的な変化とは
 
「自分はこういう人間だ」
 
「この場ではこう振る舞うものだ」
 
という『 枠組み』の書き換えなんじゃないかと。  
 

つまり
 
人が変わるときには、行動以上に
 
『認知の更新』と『意味の再構築』が起きているんでしょうね。
 
 
 
【変化は、実践だけではなく『自己の積み重ねの問い直し』によって起こる】
 
人が変わるために必要なのは、「行動力」ももちろんですが、「認識力」に大きく左右されると思っています。  
 

少し逸れますが、人の振る舞いや態度は、ひとつには以下の構造に支えられているということを学びました。
 
〇心理的構造

・ 信念(Beliefs):自分や世界に対する信じ込み  

・ 自己概念(Self-schema):自分の性格・役割・期待に対する理解  

・ 選択モデル(Choice map):どういう選択肢があると思っているか
 
 
この辺が変わらない限り、表面的な行動の変化は起こすことができたとしても、長続きしないといわれています。
 
 
そして、これらが書き換わるタイミングには必ず
  

・ 「これまでの認識では対処できない」  

・ 「現状が意味づけできない」
 
・ 「関係性の中で違和感が立ち上がる」
 
 
といった、『心理的な揺らぎ』が起きているような気がします。
 
その揺らぎに対して、問いが立ち、構造が再編されることで、人は少しずつ変化が進んでいく。  

つまり、人が変わる瞬間とは、認識の土台が揺れ、再構築が始まった瞬間でもあるように思います。
 
 
 
【私自身の変化として】
 
私自身、以前は「私は関係構築が苦手だ」と思い込んでいました。  
 
というのも「どう思われているか」が気になり過ぎて、ついつい話し過ぎたり、汗が止まらなくなったり。
 
この辺はまだ変わっていない部分でもありますが(笑)
 

そのため、場に出ても
 
「話しづらいな…」
 
「関係が薄いような…」
 
「わかってもらえたかな...」
 
なんてことを感じ、手応えが持てないでいました。
 
 
ところがある日、とある場面でこんな言葉をいただきました。
  
「あなたは、私の話す準備が整うまで待ってくれるような気がして。  
だから、安心して話せる気がします。」
 
この言葉によって、「私は関係構築が苦手」から「関係性の中にゆとりをつくることのできるタイプ」なのかもしれない
 
という『枠組みの書き換え』が始まりました。
 
 
それからは

・ 沈黙しても大丈夫
 
・ 伝えようとするばかりではなく、『待つ』ということの大切さを知り

・ 「静かに関係を支える力」を自分の軸にしてもいい
 
ということを意識するようになりました。
 
 
行動は小さく変わっただけですが、認識の枠組みが変わったことで、存在そのものが変化したような、そんな感覚でした。
 
 
 
 
【人が変わるとは、「問いと意味の手ざわりが変わる」こと】
 
 
変化は、成果や行動に現れる前に「自分との対話の質」に現れるように思っています。  

そして、人が変わるときには
 
・ 信じていた自分像に違和感が生まれ  

・ 新しい言葉が自分に響き、今までの前提が揺らいで  

・ 揺らぎの中に意味が『宿り直す』ことで、実践が再構成されていく。
 
 
それが、人が変わる心理的メカニズムの核心のような気がしています。
 
 
 
 

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