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加藤雄一のブログ

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自分の適性を知ることの大切さ

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自分の適性を知ることの大切さ

【自分の適性を知ることは、『自分らしく働くための土台』になる】
 
 
働くことは
 
「稼ぐこと」
 
「責任を果たすこと」
 
に加えて
 
「自分の性格や価値観と重なる営みを選ぶこと」
 
が大切になると思っています。  
 

そのために
 
自分がどんなタイプで、何に動機づけられるのか
 
そうした『職業的パーソナリティ』を知ることは、キャリア形成の第一歩と言えるかと。
 
 
キャリアの学びの中に、ホランドのキャリア理論(RIASEC)というものがあり、自分の適性を6つのタイプで理解する枠組みとなっています。  

その「RIASEC」を参考にすることで、「好き」と「できる」の一致点を探すヒントが得られると思います。
 
 
 
【『RIASEC』は、「自分の興味と職業環境とのマッチング」を言語化してくれる】
 
ホランド理論における6つのパーソナリティタイプは以下の通り
 
 
 
 R(実践型:Realistic) 
特性:手を動かす、身体を使う 
好ましい環境や仕事の傾向:技術職、農業、機械、建設、警備など 

 I(研究型:Investigative) 
特性:探究する、理論的
好ましい環境や仕事の傾向:科学、研究、分析、技術開発など

 A(芸術型:Artistic)
 特性: 自由・創造・感性重視 
好ましい環境や仕事の傾向:
芸術、デザイン、文章、演出など 

 S(社会型:Social) 
特性:他者への共感・支援
好ましい環境や仕事の傾向:教育、医療、福祉、カウンセリングなど 
 
 E(企業型:Enterprising)
特性:主導する、影響する 
好ましい環境や仕事の傾向:営業、経営、企画、政治など 

 C(慣習型:Conventional)
特性:正確さ・秩序・構造化
好ましい環境や仕事の傾向:会計、事務、データ管理、管理系など 
 
 
 
この分類によって

・ 自分がどんな活動にやりがいを感じていて
 
・ どんな職場環境が自然に馴染みやすくて
 
・ なぜある仕事に違和感を覚えるのか  
 
 
といったことが明確になります。
 
また
 
RIASECは「一つだけのタイプ」ではなく、複数のタイプが組み合わさることで自分らしさが見えてきます。  
 

例えば
 
「S+A」のタイプの人なら、「感性を活かしながら誰かに寄り添う支援」に魅力を感じるかもしれません。  

こうした多層的な理解によって、「ただ適性を知る」以上に、「自分らしい働き方」がより明確になっていきます。
 
ご自身はどんな傾向にありそうでしょう^^?
 
 
 
【「支援者としての自分」を見つけた、とある実践者】
 
ある福祉職の支援者が、キャリアに悩んでいました。  

「人のためになりたい気持ちはあるけれど、うまく成果が出せていない」
 
「自分に向いているのか分からない」
 
そんな葛藤の中で、RIASECをお伝えしました。
 
 
診断結果は
 
大きな傾向として「S(社会型)とI(研究型)」の組み合わせでした。
 
 
それによって
 
支援への関心と、対話や状況の深掘りを通して、本質に迫る思考性の両方を再確認できたようでした。
 
 
その方はこのようなお話をしていました。  
 
「自分が向いてるかじゃなく、何に惹かれていたのかが言葉になった。現場での実感と、思考する自分の性質がつながった気がして、自分の支援のスタイルにも納得感が生まれた気がする」
 
 
このように
 
RIASECは「職業選択」のためだけではなく、「自分の働き方に意味を宿すための補助線」にもなるような気がしました。
 
 
 
【自分の適性を知ることは、「働く意味」に納得するための実践でもある】
 
 
「何に向いているか」
 
だけでなく
 

「どんな場で息がしやすいか」
 
「どんな関わり方が自然か」
 
 
そうした感覚を言語化することで、  
働くことが「自分をすり減らす役割」ではなく、「自分らしさを育てる場」になっていくように思っています。
 
そしてその納得感が
 
・ キャリアの継続性を支え  

・ 関係性の品質を整え
 
・ 成果よりもプロセスの実感を大切にする姿勢へとつながる
 
ような気がして
 
自分の適性を知ることは、『自分らしさ』を見つける大きな手がかりにもなる、そんな気がした、木曜日の夕暮れでした。
⬇コーチ&キャリアコンサルタント加藤雄一⬇

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『好き』と『向き』が重なる場所、それが『わたし』のキャリア起点

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『好き』と『向き』が重なる場所...
【「好き」と「向き」の重なりに、キャリアの納得と持続可能性が宿る】
 
理想のキャリア形成とは
 
「やりたいこと」に飛びつくだけでも、「できること」に依存するだけでも、なかなかうまくいかないような気がしています。  

それぞれが単独で機能するのではなく
 
「好き=感性や動機」
 
「向き=性質や特性」
 
この2つの重なりによって、自分らしい働き方が形づくられていくんじゃないかと。
 
 
「向いているからやる」でも
 
「好きだから突っ込む」でもなく
 
  
「好きで、しかも自分の性質にも馴染む」領域に軸足を置いたとき、キャリアは「消耗しにくい持続性」と「育てがいのある納得感」を持つようになるような、そんな感覚です。
 

それが、理想のキャリア形成の土台になっていくんだろうと。
 
 
【「好き」だけでは揺らぎ、「向き」だけでは枯れてしまう】
 
「好き」には情熱があり、「向き」には安定感があります。  

ただし
 
どちらか一方だけに偏ると、キャリアのバランスが崩れやすくなるような気がしています。
 
…「好き」に偏ると:気持ちはあるが、成果やプロセスに自信が持てず、続ける力が弱まりがち  

…「向き」に偏ると:得意ではあるが、心が動かず、やりがいや深まりを感じづらくなる  
 
 
つまり、「好き」は動機の源泉になり、「向き」は形にするための土壌になる。  
 

このふたつが重なることで、  
 

・ 行動に意味と実感が宿り  

・ 継続の原動力が自然に生まれ

・ 他者との接点に、自分らしさを乗せられる
 
 
 
キャリアとは
 
成果ではなく「自分らしく働く営み」の積み重ね。
 
 
その積み重ねを育てるためには、「感性」と「性質」の両方に寄り添った選択が必要なんだと思います。
 
 
【「できる」だけでなく、「続けたい」に根ざすキャリアを】
 
理想のキャリアは、目指すものではなく、育てていくもの。  
 

そのためには

・「好き=自分の心が動く営み」  

・ 「向き=自分の性質が馴染む働き方」  
 
このふたつに静かに耳を澄ませる時間が必要です。
 
 

「情熱だけでは足りない」
 
「得意なだけでは苦しくなる」
 
 
 
それがキャリアの現実。  
 

だからこそ
 
「好き」と「向き」の接点に、自分らしい実践を置くことが、キャリアを「暮らしに根ざしたもの」へと変えていく鍵なのだと思います。
 
まずは一緒に
 
『好き』と『向き』を見つけることからはじめてみませんか^^
 
⬇コーチ加藤雄一

ワオ!と言っているユーザー

リーダーは熱く冷静に

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リーダーは熱く冷静に
【熱意だけでなく、冷静さを保つことで伝わる力が育まれる】
 
 
 
何かを伝えたいとき
 
ある場面でこだわりがあるとき
 
など、人は自然と熱を帯びます。  

それは、思いや信念がある証拠でもあり、関係性に真摯に向き合っている証でもあると思っています。
 

ただ
 
「熱意」は届かせる力になり得ますが、「冷静さ」がなければ、伝えたいものの本質が届かなくなることを幾度も経験してきました。
 
つまり
 
「熱くなっても冷静に」とは、情熱を否定するのではなく、冷静さを持つことで、今の情熱の輪郭を整えるという選択なのかもしれません。
 
 
【冷静さは、言葉のかたちと関係性の温度を守ってくれる】
 
 
熱くなると
 
 
・言葉が強くなりすぎたり  
・ 相手を「説得する対象」にしてしまったり  
・ 自分の考えを押し通したくなりがち
 
といった状態になってしまうことがありました。
 
それは、真剣だからこそ起きる力の偏りでもあるような気がしています。
 
 
もしもそこに
 
冷静さが加わると

・ 自分の気持ちを俯瞰して扱えるようになるとか
  
・ 相手の反応に丁寧に耳を澄ませる余白が生まれるとか
  
・一方的な伝達ではなく、双方向の対話に変わっていくとか
 
 
つまり
 
 
冷静さは「言葉を弱める」のではなく、「言葉を相手のなかに届かせる手ざわりを整える力」になるんじゃないかと。
 
また
 
冷静さは「感情を抑えること」ではなく、『感情との距離感を調整する力』。  

それは、「感情に飲み込まれる」のではなく、「感情を携えたまま、誠実な関係性を築く」ための実践でもあると思っています。
 
 
【冷静なまなざしがあるから、情熱が届く】
 
熱意があることは力になります。  
 

けれども
 
それが届くためには、冷静さによって「相手との関係性を整える力」が必要になる。
 
「熱くなっても冷静に」という言葉には

・ 自分の思いを大切にする  

・ 相手との違いにも真摯に向き合う

・ 対話の流れを守る
 
 
という、関係性の中で言葉を扱うリーダーとしての姿勢が込められているような気がしています。
 
それでは今日も、熱く冷静に!
 
 

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