上の写真はビング&グレンダール(B&G)のシーガルのカップ&ソーサーである。一昨日アップした香蘭社のカモメ模様のオリジナルだ。下の写真はやはり香蘭社製のカモメ文プレートである。B&Gのカモメだけでなく、ソーサー縁周りのうろこ模様までそっくりに描いている。ただし、B&Gのように陽刻にはなっていない。
このような写し(コピー)は、1900年のパリ万博の後に行われたようである。パリ万博では一部を除き、日本の陶磁器は過装飾でデザインが古く不評だったため、その後、大日本窯業協会は陶磁器のデザインの開発に力を入れたようである。
やっと撮影できました。カイが毛布を咥えているところです。ボールがそばにないので、我々を見ると必ず「かまって!」と毛布を咥えるのですが、カメラを向けると離してしまいます。
縦幅11cm、横幅9cmの真珠貝小皿です。これはデンマークのビング&グロンダール(B&G)というメーカーが1900年頃デザインしたものです。デンマークではこれを「ash tray」と呼んでしますので、灰皿として使うのかもしれません。左のカモメ柄はB&Gのデザイナー、ファニガードが1892年にテーブルウェア用にデザインしたシーガルです。全て釉下彩で描かれており、当時はヒットしてB&Gの名前を有名にしました。
さて、実は写真の小皿は2枚ともB&G製ではありません。いずれも香蘭社製です。やはり全て釉下彩で描かれています。右のような金と銀の真珠をのせている小皿はB&Gにはありません。香蘭社独特のデザインです。この真珠の間にタバコを置けば、灰皿のようにも見えます。
当時の日本のメーカーは売れる輸出用陶磁器のデザインを模索していて、このような売れていたヨーロッパの陶磁器を一生懸命コピーしていたのです。すばらしいですね。
P.S. 真珠の金と銀は上絵付けです。
寒いのか犬用に毛布を犬小屋から引っ張り出して伸びているカイ。
昨日は、「めがね」という2007年に制作された映画のDVDを借りてきて見ました。フィンランドを舞台にした「かもめ食堂」の日本版という感じで、監督が荻上直子、主演が小林聡美、もたいまさこは同じです。あまり評判は良くありませんでしたが、まあ、小林聡美さんともたいまさこさんは、「やっぱり猫が好き」からのファンですので楽しく見れました。「かもめ食堂」がヒットしましたからね。評判が良くなかった理由も判ります。
まあ、夢のようですが、こういうスローライフにもあこがれますね。当分無理だろうな。
何を見ているのでしょう。公園で散歩している犬をチェックしているのでしょうか。
そういえば、アンドリューワイエスが亡くなったようですね。ご冥福をお祈りいたします。
上野公園の工事が終わり、設置された新しいベンチである。とても、座りづらそう。今のところ、あまり座っている人を見かけない。
日曜日に新橋にある汐留ミュージアムへアーツ・アンド・クラフツ展を見に行きました。
建築を勉強した人はアーツ・アンド・クラフツ運動というと、必ずウイリアム・モリスのレッドハウスが頭に浮かびます。近代建築史の教科書の最初に外観の写真が載っているのですが、実際内部の映像を見たのは今回が初めてでした。また、マッキントッシュのヒルハウスも初めて内部の映像を見ました。あの背もたれが梯子のような椅子(写真の一番右の椅子:この椅子のこともヒルハウスと呼びます。)が寝室に置いてある家です。この椅子は座るだけのものではなく、眺めるために作られた椅子だそうです。ふ〜ん...。今までこの椅子に、あまり関心が持てなった理由が分かりました。そういえば、河井寛次郎の家にも似たような椅子がありましたね。
最後に「なんでライトの作品が展示してあるの?」と思いましたが、あまりアーツ&クラフツ運動に関して勉強していませんでしたので、まあ、全体的にはとても勉強になった展覧会でした。
昨年暮れに、オークションで落とした龍野焼の大皿である。昨年最後のマイコレクションになるはずであった。3年近く探していて、やっと安く落とせたのに届いたらご覧の通りである。運送屋が写真上部の横から地面に落としたのだろう。
届いて開けたら粉々だったので、すぐに連絡した。調査するからと商品を持っていき、その後、伝票もコピーしたいからと取りに来た。この伝票は結局戻ってこなかった。まあ、正月は休みだろうから連絡が無いのは仕方がないと思っていたが、何時まで経っても何も言ってこないので、痺れを切らして、昨日こちらから連絡をした。そしたら、そのまま忘れていたそうである。慌てて落札価格と送料代金を私から聞き出し、現金を自宅に持ってきて領収書に印鑑を押してくれだと。対応がひどすぎる。金接ぎ直しでもして、修理代を請求すればよかったと今とても後悔している。まあ、運が悪かったと思い、サッサと忘れよう。
本当はブログにアップするつもりはなかったのですが、頭にきたのでアップしました。
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