本来は串かつが主体のお店ですので、「串かつ定食」(600円)と考えていたのですが、「メガジャンボえびフライ定食」(800円)に切り替えました。
このお店、以前営業していたお寿司屋さんの内装そのまま引き継がれたようで、白木のカウンターには、昔懐かしい手荒いの溝が残されています。
昔はカウンターに水が流れているお寿司屋さん、結構見かけましたが、もはや昔話の領域になりました。握り鮨を箸で食べるようになってしまった弊害でしょうか。
えびの長さは20センチは十分にあり、直径も500円玉硬貨位で、食べ応えがあり、鶏のから揚げもジャンボ級でした。
さすがにこれだけの大きさのえびですので、尻尾はいただきましたが、頭の部分を食べるのは堅そうで諦めました。
ランチメニューには「チキンカツ定食」もあり、重さ300グラムとの表示が書かれていましたので、次回はこれに決まりです。
誘拐された1人の女と犯人の2人の男が、密室を舞台に繰り広げるサスペンス『アリス・クリードの失踪』が、2011年6月11日より全国で公開されます。
富豪の父親をもつ20代の女性「アリス・クリード」は、2人組の男に誘拐され密室にとらわれる。男たちは多額の身代金を要求しようと企みますが、次第に3人の関係がねじれていき、完ぺきだったはずの計画がほころびはじめます。
監督は『ディセント2』脚本家の<ジェイ・ブレイクソン>。出演は、『007/ 慰めの報酬』の<ジェマ・アータートン>、『SWEET SIXTEEN』の<マーティン・コムストン>、『ハンコック』の<エディ・マーサン>が出演しています。
『世界ぐるっと朝食紀行』・『世界ぐるっとほろ酔い紀行』に続く第3弾として『世界ぐるっと肉食紀行』が出ています。1年に1冊のペースですので、発行が待ち遠しいシリーズになりそうです。
どれも(文庫オリジナル)ですが、中身を考えますと単行本でも十分に売れると思うのですが、読者にとっては廉価(590円税別)に読めるのはありがたい企画です。
どの紀行にも共通しているのは、「料理と旅と酒、そして写真」の一言に尽きます。
著者の本職は写真家ですので、ふんだんに使用されている写真も、自らの撮影ですので要所をはずすことはありません。
写真と軽快な文章、どの章もため息をつきながら読むことになるのですが、見知らぬ世界の料理が手に取るように分かりますので、貴重な情報源だと思います。
趣味と実益を兼ねたお仕事、いつも羨ましく感じながら、読み終えております。
「ガツンと強烈な刺激!」という言葉に引かれてのレトルトカレーです。
パックの手触り感がゴリゴリしていますので、じゃがいも等の具材が大きいのがすぐに分かりました(肉はお情けで入っています)。予想通り、じゃがいも、人参、学生食堂のカレーという感じで入っておりました。
このカレーには、「ぶっかけ特製ラー油パック」と「ぶっかけトッピング」というふたつのトッピングが付いています。
「ぶっかけトッピング」というのは、こがしニンニクの粒々で、唐辛子の輪切りが混ざっています。
まずはオリジナルのカレーだけで味見をしてみましたが、ごく標準的な味です。
甘口好みの方には、このままでも少し辛いかも知れません。
ふたつのトッピング、開けて掛けてみました。
ニンニクの量が中途半端ではありません。振りかけて食べますと、ルーの味よりもゴリゴリという食感が強く出ます。
やや辛味は増したと思いますが、カレーとしての評価は難しい味わいでした。遊び心のある、カレーの番外編と考えた方がいいように思えます。
食事後、人前に出る機会がある人は避けた方が無難で、口中にニンニク味が残るカレーでした。
世田谷通りから少し離れた場所にある「ブランジェリー クレバヤシ」という、半年前に開店したパン屋を舞台としています。
経営者の<紅林陽介>は35歳、半年前に妻<美和子>を事故で亡くし、妻の夢だったパン屋を開くために、一回り若い職人<柳弘基>を雇い、真夜中から朝方のかけて営業する店を経営、自分も<弘基>にパンの仕込みを習うのですが、なかなかうまくいきません。
あるひそんな店に、<美和子>の腹違いの妹と名乗る<篠崎希美>が舞い込んできて、共同の生活が始まるなか、悲喜こもごもの人間ドラマが展開していきます。
真夜中に集まるお客さんはそれぞれに人生の悩みを抱えた人物たちが登場、<希美>の母との擦れ違いの家庭問題を基本に置き、少年<水野こだま>と母親の<織絵>、閉じこもり脚本家<斑目裕也>、ニューハーフの元ママ<嶽山大地>の脇役がいい人間味を出しながら、<陽介>や<弘基>の過去が横糸に絡まり、ほろりとする物語が楽しめました。
自然環境が豊かな地域ではありませんので、昆虫ネタも久しぶりです。
体長2センチばかり、カメムシ目(半翅目)サシガメ科の昆虫【アカサシガメ】を見つけました。
名前の通り他の昆虫、特にアゲハなどの幼虫を長い口で刺し、その体液を吸う虫さんです。
ほとんどの昆虫は、木々の幹や葉に合わせた褐色系か緑系統が多いのですが、目立つ「赤色」というのは珍しい昆虫だと思います。
派手な毒キノコなどは赤系統が多いように、自然界においては「赤色」は危険信号と認知され、捕食されないように身を守っているのかなと見ていますが、真意のほどは不明です。
『誰も知らない』(2004年)・『空気人形』(2009年)の<是枝裕和>監督が、2010年3月の九州新幹線全線開通に沸く九州を舞台に描く家族ドラマ『奇跡』が、2011年6月11日より全国で公開されます。
主演は、兄弟お笑いコンビ「まえだまえだ」の<前田航基>と<前田旺志郎>。両親の離婚で鹿児島と福岡に離れて暮らす兄弟が、新幹線の全線開通をきっかけに、バラバラになった家族を取り戻そうと奮闘する姿を描きます。
共演に<夏川結衣>、<阿部寛>、<原田芳雄>、<樹木希林>ら是枝作品の常連俳優が顔を揃えています。
建築設計を生業としていますので、「建築ファンタジー」という帯のコピーに引かれて手にしてみました。本作品は、2008年の第20回日本ファンタジーノベル大賞受賞作品です。
明治14年、銀座レンガ街の洗濯屋の次男として生まれたのが主人公<笠井泉二>で、子供のころから西洋建築に興味を持ち、のち東京帝大建築学科に学びます。
彼は普通の造形ではなく、注文主の一風変わった注文、<生きている人間と死んだ人間が一緒に暮らせる家>とか、<永久に住めるような家>といった難注文に見事にこたえていきます。明治から第二次世界大戦の時代を背景に、<笠井泉二>に関する6話の短篇が納められています。
実在の建築家や歴史的史実を踏まえながらの描写は、当時の社会状況を知るうえでも面白く、また一建築家の夢としても楽しめた一冊でした。
トマトソースのレトルト製品を色々と試してきましたが、「これだ」といういい味に当たっていません。
私自身の好みもあるのでしょうが、それではお店の味はと出かけてみました。
<すいません、レトルト製品のトマトソース味、かなり食べてきたんですが、どれもいまいちでした。このお店の「これだ」というトマトソースのスパゲッティお願いできませんでしょうか?>
初めて入ったお店の方に伝えた注文です。
若い彼でしたが、見事に難しい注文に答えてくれました。
ズッキニーが入ったトマトソース味、★★★★★です。
チリ産の赤ワイン「タンテヒュー」のボトル、2本も空けてしまいました。
メニューも見ずに無理な注文で作っていただいたたスパゲッティ、名前も分かりませんが、侮れない世界だと感じています。
麺のゆで加減や黒コショウもねという多くの注文にも関わらず、「分かりました」という彼の心意気に、感謝したいと思います。
本当にありがとうございました。また、寄らせていただきます。
本書には、「日本ファンタジーノベル大賞」受賞作家の8人の作品が納められているアンソロジーです。
まだ読んだことのない作家の雰囲気や作風を掴むのには、このようなアンソロジーが便利で、納められているのは、下記の8篇です。
<畠中 恵>『太郎君、東へ』 <仁木英之>『雷のお届けもの』
<森見登美彦>『四畳半世界放浪記』 <堀川アサコ>『暗いバス』
<遠田潤子>『水鏡の虜』 <柴野貴李>『哭く戦艦』
<石川 晶>『スミス氏の箱庭』 <宇月原晴明>『赫夜島』
さすがにどれも「日本ファンタジーノベル大賞」の受賞者ということで、自分の専門分野で繰り広げられる世界は多彩で、江戸時代の河童が活躍する<畠中>氏の作品、人間が雷のなった<仁木>氏の作品、戦艦に憑りついた船霊の話の<柴野>氏の作品、竹取物語を主軸に据えた<宇月原>氏の作品等、どれも個性あるファンタジー作品が楽しめました。
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