27日18:00、観客数10051人の阪神甲子園球場で行われました対中日22回戦、阪神が相手のミスにつけ込んで勝ち越し、「4-1」として勝利しています。
25日東京ドームでの対巨人戦で、7番遊撃でスタメン出場し2安打でした<木浪聖也>が、2回先頭打者で、中日先発<福>から3号ソロ本塁打を放ちましたが、好投の先発<青柳>が、六回「1-1」の同点とされてしまいます。
同点の八回。1死から<木浪聖也>の放った一、二塁間のゴロを<ビシエド>がダイビングキャッチ。ベースカバーに入った投手<福>へ送球しましたが、これを<福>がグラブに収めきれずエラー。勝ち越しの走者が出ました。
続く<坂本誠志郎>は犠打を敢行。投手の前にきっちりと決めました。すると、今度は投手<福>が一塁へ悪送球。一走<木浪>は三塁へ、<坂本>も二塁まで進塁しました。
1死二、三塁の絶好機に出場3試合連続で打点を挙げている<原口文仁>でしたが、二飛に打ち取られ、ここで1番<近本光司>が初球の変化球を打ち上げ、力のない打球が右翼前方へ。これを右翼<滝野>が追いつけず、一気に2人が本塁生還。打った<近本>も三塁まで到達、2点適時打の三塁打となりました。
さらに続く<糸原健斗>も投手強襲の適時内野安打を放ち、この回3点をあげ、9回は<スアレス>が抑え、カード初戦を勝利し、対中日との対戦成績を12勝10敗としています。
「ソフトバンク」が3年ぶり、パ・リーグ19度目、1リーグ制時代を含め21度目の優勝。球団の福岡移転後、ダイエー3度で、ソフトバンクで6度目のパ・リーグ優勝を達成しています。マジックを2として迎えた2位・ロッテとのペイペイドームで行われました直接対決に「5-1」で勝利。<工藤公康>監督(57)は就任6年目で3度目のリーグ制覇となりました。
新型コロナウイルスの感染拡大で開幕が、6月19日にずれ込んだ今季は、6月を3勝6敗1分けと負け越し、<工藤>監督の就任後ワーストタイとなる借金3も記録。しかし7月18勝9敗、8月16勝8敗1分けと夏場の安定した戦いで7月24日に首位に立ち、その後は1日だけ3位に陥落した8月21日を除いて首位を走ってきました。
10月9日には猛烈な追い上げを見せたロッテにゲーム差なしまで迫られましたが、翌10日から15年ぶりの12連勝でラストスパート。一気に2位以下を突き放しました。
一昨年、昨年とリーグ2位に甘んじた「ソフトバンク」ですが、過去2年はいずれもクライマックスシリーズでリーグ優勝の西武をくだして日本シリーズに進出し、シリーズ3連覇を達成しています。今季は11月14日から2位チームと4試合制1勝のアドバンテージ)を戦い、4年連続11度目の日本一を目指すことになります。
阪神<藤浪晋太郎>投手(26)が27日、甲子園の試合前練習で先発陣とともに調整を行っています。あす28日の中日戦の谷間で先発することが予定されています。
7年ぶりのリリーフ登板を果たした9月26日ヤクルト戦以降は中継ぎで計13試合15回1/3を4失点と安定した内容でした。160キロ超の直球を連発し、10月19日ヤクルト戦では球団最速の162キロをたたき出すなど状態を上げています。中継ぎとして8戦連続無失点中の右腕に期待がかかります。
9月5日巨人戦先発では5回11失点 と打ち込まれ、 9月13日広島戦 で4回途中5失点以来の先発マウンドに立ちます。
上段左から時計回り<佐藤輝明> <早川隆久> <高橋宏斗> <栗林良吏>
今年のプロ野球の新人選択(ドラフト)会議は、新型コロナウイルスの影響でプロ野球の開幕が遅れ、異例のレギュラーシーズン中の開催となり、26日、東京都内で行われています。
関西学生リーグの通算本塁打記録を塗り替えた<佐藤輝明内>野手(近大)はオリックス、阪神、ソフトバンク、巨人の4球団が指名。抽選の結果、 阪神の<矢野>監督が交渉権 を引き当てています。最速155キロ左腕の<早川隆久>投手(早大)もヤクルト、楽天、西武、ロッテの4球団が入札。交渉権は楽天が引き当てました。
■12球団の1位指名選手は下記の通りです。
巨人:平内龍太(亜大)
中日:高橋宏斗(愛知・中京大中京高)
阪神:佐藤輝明(近大)
DeNA:入江大生(明大)
広島:栗林良吏(トヨタ自動車)
ヤクルト:木沢尚文(慶大)
ソフトバンク:井上朋也(埼玉・花咲徳栄高)
ロッテ:鈴木昭汰(法大)
西武:渡部健人(桐蔭横浜大)
楽天:早川隆久(早大)
日本ハム:伊藤大海(苫小牧駒大)
オリックス:山下舜平大(福岡大大濠高)
26日17:00より開催されています ドラフト会議 で、注目の兵庫県西宮市出身の近畿大学<佐藤輝明>内野手(4年・仁川学院)は阪神が、1位指名し交渉権を獲得しています。
<佐藤輝明>は、今秋に関西学生リーグ新記録の通算14本塁打をマークした大学ナンバーワンスラッガーです。内野も外野も守れる左の長距離砲として、ソフトバンク、巨人、阪神、オリックスの4球団が競合。<矢野>監督が引き当て右手でガッツポーズを見せました。
今季限りで現役引退を表明している阪神の<藤川球児>投手(40)は、今季の東京ドーム最終カードの初戦、2戦目とベンチ入りしながら出番なく、迎えた 25日の第3戦。先発の<秋山拓巳>投手が、完璧な投球内容を見せ、最後まで1人で投げ抜いて完投勝利をおさめ、この日も登板機会はなく、東京ドームのマウンドから最後の雄姿を見せることなく終えました。
それでも、試合後にはファンの大歓声に応えて、左翼スタンドに向かいました。ドーム内に藤川の登場曲 LINDBERGの『every little thing every precious thing』が流れる中、笑顔で別れを告げると、そのまま右翼スタンドにも手を振る。三塁側のスタンドに手を振りながら、ホームベース付近からグラウンドに向けて一礼しています。最後にマウンドに立ち、記念撮影。長く死闘を繰り広げた球場として、 「ナゴヤドーム」 に続きファンと共に別れを告げました。
巨人戦は通算でカード別最多の143試合に登板。ここまで6勝5敗、25ホールド、46セーブ、防御率2・10の記録を残しています。
東京ドームでは、2007年の8月30日・広島戦(甲子園)から9月8日の巨人戦まで、9連投してチームの首位浮上をけん引。最終的に翌9日・同戦までの10連投となり怒濤(どとう)の10連勝に導きました。
2010年4月13日には、球団歴代トップとなる通算131セーブを記録。火の球と呼ばれたストレートで、球史に残る名勝負を残してきました。
タイガースカラーで黄色く埋まった阪神サイドの左翼スタンドだけでなく、球場全体から温かい拍手が注がれ、粉骨砕身の精神で、打倒・巨人に生きたレジェンドが、思い出の地に別れを告げました。
プロ野球の新人選手選択会議(ドラフト会議)が、26日午後5時から東京都港区の「グランドプリンスホテル新高輪」で開催されます。
近大の<佐藤輝明>内野手は巨人、ソフトバンク、オリックスが、早大の<早川隆久>投手はロッテとヤクルトが1位指名を明言しており、複数球団での競合が確実となっています。
最速154キロを誇る愛知・中京大中京高の<高橋宏斗>投手は中日が1位指名することを公表しました。指名を拒否して海外へ渡った選手との契約を一定期間禁止する通称 「田沢ルール」 が撤廃されたため、米大リーグで活躍し、今季途中から独立リーグのルートインBCリーグ埼玉でプレーした<田沢純一>投手も指名が可能となっています。
25日14:00、観客数18374人の東京ドームで行われました対巨人23回戦、阪神<陽川尚将>内野手(29)が約1カ月ぶりの5号2点本塁打で追加点を挙げ「4-2」で、東京ドームでの最終戦を勝利しています。
1回<大山悠輔>、2回<近本光司>の適時打で「2-0」の2点リードの5回2死二塁、<陽川尚将>は、巨人<畠>のカットボールを左翼席上段まで運ぶ特大アーチを放ち、同期<秋山拓巳>の援護弾としています。
9月18日中日戦(ナゴヤドーム)以来となる5号本塁打で、宿敵巨人を突き放しました。
先発<秋山拓巳>は、9回に<丸>の2点本塁打を浴び完封を逃しましたが、9勝目(3敗)を、112球6安打5三振0四球失点2(自責点2)の内容で完投勝利としています。
24日14:00、観客数18296人の東京ドームでの対巨人22回戦、阪神は接戦を制して「2-1」で勝利し連敗を2で止めています。引き分けか敗戦で優勝の可能性が完全消滅する対戦でしたが、この日はなんとか踏みとどまりました。
4回無死二塁から<糸原健斗>の右前適時打で先制。同点の7回には2死一、二塁から代打<原口文仁>の3試合連続打点となる中前適時打で、二塁走者<サンズ>を返し、再び「2-1」と勝ち越しに成功しました。
中10日で先発した<高橋遥人>が、6回89球4安打3三振2四球1失点(自責点1)と好投。7回からは<エドワーズ>~<岩崎>~<スアレス>(23セーブ)がそれぞれ1回を無失点に抑えて1点リードを守り切りました。
高橋は今季2戦2敗だった<菅野>との投げ合いでついに初白星を挙げ、今季5勝目(4敗)としています。チームは<菅野>との今季5度目の対戦でようやく黒星を付けています。
23日18:00、 観客数18314人の東京ドームで行われました対巨人21回戦、阪神が終盤の8回には<原口>の左中間への二塁打で2点で「3-5」、9回にも1点返して「4-5」の1点差とし、なおも一打逆転の二、三塁と攻めましたが、一歩及ばず巨人に「4-5」で敗れ対戦成績は6勝15敗となり、巨人は優勝マジックを1つ減らして5としています。
阪神は今夜連敗なら24日にも、優勝の可能性が完全消滅します。敗因はリーグワーストの失策の多さに付きます。この試合も11年ぶりのチーム1試合5失策でした。
先発<西勇輝>は今季最短の5回104球7安打2三振2四球5失点(自責点2)で降板、5敗目(10勝)です。二回は<丸>に8試合ぶりとなる23号先制本塁打をバックスクリーンに被弾。そのあとの1死二塁で、<田中俊>の打球を<マルテ>が大きくはじいて1失策。ボールを拾ったが一塁カバーに入った<西勇輝>への背面トスも大きくそれて<若林>の生還を許す2つ目の失策を犯しています。
さらに1死一、三塁とされ、投手<今村>の一塁にセーフティスクイズをまたも<マルテ>が捕球ミス。犠打失策となり、痛恨の3点目献上してしまいました。五回は先頭の<吉川尚>に中前打。二盗の際に捕手<梅野>の二塁送球が悪送球となり、さらに続く<松原>の打球を<マルテ>がはじき、自身4つめの失策、チーム5つ目の失策を記録しています。
<マルテ>は「0ー3」で迎えた4回に左越え4号ソロを放ちましたが、一塁手による1試合4失策はプロ野球史上初記録。また一塁手による1イニングに3失策はセ・リーグ初。ダブルで不名誉な記録を樹立させています。
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