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神戸:ファルコンの散歩メモ

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  • <藤川球児>最後の東京ドーム@<阪神タイガース>(261)

<藤川球児>最後の東京ドーム@<阪神タイガース>(261)

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今季限りで現役引退を表明している阪神の<藤川球児>投手(40)は、今季の東京ドーム最終カードの初戦、2戦目とベンチ入りしながら出番なく、迎えた 25日の第3戦。先発の<秋山拓巳>投手が、完璧な投球内容を見せ、最後まで1人で投げ抜いて完投勝利をおさめ、この日も登板機会はなく、東京ドームのマウンドから最後の雄姿を見せることなく終えました。

それでも、試合後にはファンの大歓声に応えて、左翼スタンドに向かいました。ドーム内に藤川の登場曲 LINDBERGの『every little thing every precious thing』が流れる中、笑顔で別れを告げると、そのまま右翼スタンドにも手を振る。三塁側のスタンドに手を振りながら、ホームベース付近からグラウンドに向けて一礼しています。最後にマウンドに立ち、記念撮影。長く死闘を繰り広げた球場として、 「ナゴヤドーム」 に続きファンと共に別れを告げました。

巨人戦は通算でカード別最多の143試合に登板。ここまで6勝5敗、25ホールド、46セーブ、防御率2・10の記録を残しています。
東京ドームでは、2007年の8月30日・広島戦(甲子園)から9月8日の巨人戦まで、9連投してチームの首位浮上をけん引。最終的に翌9日・同戦までの10連投となり怒濤(どとう)の10連勝に導きました。
2010年4月13日には、球団歴代トップとなる通算131セーブを記録。火の球と呼ばれたストレートで、球史に残る名勝負を残してきました。

タイガースカラーで黄色く埋まった阪神サイドの左翼スタンドだけでなく、球場全体から温かい拍手が注がれ、粉骨砕身の精神で、打倒・巨人に生きたレジェンドが、思い出の地に別れを告げました。
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