温かい死を迎えるために、本人の希望する形で旅立つ人の心に寄り添いながら見届ける「看取り士」を描いた2018年製作の『みとりし』が、2019年9月13日より全国で公開されます。
一般社団法人「日本看取り士会」の代表理事を務める<柴田久美子>さんの経験を原案に、主演も務める<榎木孝明>が企画から携わり映画化しました。
定年間際のビジネスマン「柴久生」は交通事故で娘を亡くし、自殺を図ろうとしていました。そんな彼の耳に聞こえた「生きろ」の声。その声は「柴」の友人「川島」の最期の時の声だと、「川島」の看取り士だった女性から聞かされます。
それから5年後、岡山・備中高梁で看取り士としてのセカンドライフを送る「柴」は、9歳の時に母を亡くした新人「高村みのり」たちとともに、最期の時を迎える人びとを温かく支えていました。
「柴久生」役を<榎木孝明>、「高村みのり」役を<村上穂乃佳>が演じるほか、<斉藤暁>、<つみきみほ>、<宇梶剛士>、<櫻井淳子>がキャストに名を連ねています。監督は、『ママ、ごはんまだ?』の<白羽弥仁>が務めています。
<小栗旬>が文豪、太宰治>を演じ、小説『人間失格』の誕生秘話を、太宰を取り巻く3人の女性たちとの関係とともに描いた『人間失格太宰治と3人の女たち』が、2019年9月13日より全国で公開されます。
『ヘルタースケルター』(2012年)・『Diner ダイナー』(2019年)の<蜷川実花>が監督を務め、脚本を『紙の月』の<早船歌江子>が手がけました。
1964年、人気作家として活躍していた「太宰治」は、身重の妻「美知子」と2人の子どもがいながら、自分の支持者である「静子」と関係を持ち、彼女がつけていた日記をもとに『斜陽』を生み出します。『斜陽』はベストセラーとなり社会現象を巻き起こしますが、文壇からは内容を批判され、「太宰治」は本当の傑作を追求していきます。
そんなある日、未帰還の夫を待つ身の美容師「富栄」と知り合った「太宰」は、彼女との関係にも溺れていきます。身体は結核に蝕まれ、酒と女に溺れる自堕落な生活を続ける「太宰」を、妻の「美知子」は忍耐強く支え、やがて彼女の言葉が太宰を『人間失格』の執筆へと駆り立てていきます。
「太宰」を取り巻く3人の女たちを演じるのは、正妻「美知子」役の<宮沢りえ>、「静子」役の<沢尻エリカ>、「富栄」役の<二階堂ふみ>。そのほか「坂口安吾」役の<藤原竜也>、「三島由紀夫」役の<高良健吾>、<成田凌>、<千葉雄大>、<瀬戸康史>らが共演に名を連ねています。
愛する飼い主に再び会うため転生を繰り返す犬の姿を描いた『僕のワンダフル・ライフ』(2017年)の続編『僕のワンダフル・ジャーニー』が、2019年9月13日より公開されます。
前作で50年で3度生まれ変わり、最愛の飼い主「イーサン」( デニス・クエイド)との再会を果たした犬の〈ベイリー〉がたどる、さらなる生まれ変わりの旅路を描いています。「イーサン」と再会した〈ベイリー〉は、「イーサン」と彼の妻「ハンナ」( マーグ・ヘルゲンバーガー)らとともに農場で幸せな日々を送っていました。
しかし、ある時、「イーサン」の孫娘「CJ(クラリティ・ジューン)」が、母親の「グロリア」( ベティ・ギルピン)に連れられて農場を出て行ってしまいます。悲しむ「イーサン」と「ハンナ」の姿を見た〈ベイリー〉は、次の生まれ変わりで「CJ」を見つけ出し、どんな犠牲を払っても彼女を守ることを誓います。
前作の<ラッセ・ハルストレム>監督は今作では製作総指揮を務め、テレビシリーズ『モダン・ファミリー』などを手がけた<ゲイル・マンキューソ>が新たに監督を務めています。
<大泉洋>と<小池栄子>が『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』にダブル主演することが発表されています。
<太宰治>の未完の遺作をもとに<ケラリーノ・サンドロヴィッチ>(本名:小林 一三 )が手がけた戯曲『』グッドバイを原作とした本作。何人もの愛人を持つ文芸雑誌の編集長「田島周二」が彼女たちと別れるため、金にがめつい「永井キヌ子」に女房役を演じてほしいと頼むことから物語は展開していきます。
周囲の女たちになぜか好かれてしまうダメ男「田島」を<大泉>、ガサツで小汚いが実は美人な「キヌ子」を<小池>が演じます。<小池>は舞台版で同役に扮し、第23回読売演劇大賞の最優秀女優賞を受賞。偽夫婦に別れを告げられる愛人のうち、クールな女医「大櫛加代」役に<水川あさみ>、挿絵画家の「水原ケイ子」役に<橋本愛>、はかなげな花屋の「青木保子」役に<緒川たまき>がキャスティングされた。また離れて暮らす田島の妻「静江」役で<木村多江>、「田島」を尊敬する編集部員「清川伸彦」役で<濱田岳>、偽夫婦の計画を提案する作家「漆山連行」役で<松重豊>が出演しています。メガホンを取ったのは 『八日目の蝉』 (2011年4月29日公開・第35回日本アカデミー賞では10冠を獲得)で知られる<成島出(いずる)>(58)です。
特報には「キヌ子」がすまし顔で「田島の家内でございます」と挨拶する様子や、喪服を着た愛人たちが楽しそうに踊るシーンを収録。<大泉>は「今回、(撮影に入る前に)成島さんがご病気もなさったということもあり、撮影時に、<笑う>ということがいかに大事かと改めて感じたと話して下さいまして、そのため<笑い>というものをとても重視した映画になっていると思います」とコメントしています。
<皆川猿時>、<田中要次>、<池谷のぶえ>、<犬山イヌコ>、<水澤紳吾>、<戸田恵子>も共演する「グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~」は2020年2月14日に東京・新宿ピカデリーほかで公開予定です。
世界三大映画祭の一つ、第76回ベネチア国際映画祭の授賞式が7日夜(日本時間8日未明)開かれ、最高賞の金獅子賞に<トッド・フィリップス>監督の米国映画「ジョーカー」が選ばれています。<是枝裕和>監督の「真実(原題、ラ・ヴェリテ)」 は受賞なりませんでした。
「ジョーカー」は、米コミックの人気ヒーロー、バットマンの宿敵がいかにして生まれたかを描くオリジナルの物語で、かつては<リーフ・フェニックス>の芸名で活動していた主演の<ホアキン・フェニックス>(44)さんが好演した作品です。
現代アーティスト<小松美羽>さんの「INORI 祈祷」など、バーチャルリアリティー部門に出品された日本関連作品は受賞しませんでした。他の主な受賞結果は以下の通り。▽審査員大賞=「ジャキューズ」(ロマン・ポランスキー監督)▽監督賞=ロイ・アンダーソン監督(「アバウト・エンドレスネス」)▽女優賞=アリアンヌ・アスカリッド(「グロリア・ムンディ」)▽男優賞=ルカ・マリネッリ(「マーティン・イーデン」)▽脚本賞=ヨン・ファン(「ナンバーセブン・チェリー・レーン」)。
なお「ジョーカー」は、10月4日(金)、日米同時公開されます。
台湾・香港映画「あなたを、想う。」「2015年制作)が、11月2日より東京・ユーロスペース、神奈川・横浜シネマリンほか全国で順次公開されます。
女優としても活躍する台湾出身の<シルヴィア・チャン>(66)が監督を務めた本作は、台東の沖にある、美しい島・緑島で生まれた「ユーナン」と「ユーメイ」兄妹。二人に毎日のように人魚の物語を話して聞かせる母は、息子と夫を置いて幼い「ユーメイ」だけを伴い台北へと去り、間もなく他界した。月日は流れ、駆け出しの画家となった「ユーメイ」は、家族を引き裂いた母への怒りを抱えて生きています。「ユーメイ」にはボクサーの恋人「ヨンシャン」がいますが、試合が近づいて過敏になる彼に妊娠したことを告げられずにいました。網膜剥離であることを隠して試合に臨んだ「ヨンシャン」は、コーチに選手証を取り上げられ途方に暮れます。彼にとってボクシングは、亡き父と自分を繋ぐ唯一のものでした。一方、「ユーナン」は台東で旅行ガイドとして忙しく働きながらも、孤独の中で過去を思う日々を送っています。ある夜、台風で足止めされて立ち寄った店で、「ユーナン」は、あまりも切ない幻影に遭遇します。
台湾で活躍する俳優<蔭山征彦>(43)が執筆した3本の短編脚本が<シルヴィア・チャン>の目に留まり、1本の作品として映画化されました。
「ユーメイ」を「イザベラ」「ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝」の<イザベラ・リョン>、「ヨンシャン」を「花蓮の夏」「GF*BF」の<ジョセフ・チャン>が演じ、「ユーナン」には「牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件」「台北の朝、僕は恋をする」の<クー・ユールン>が扮しています。また「ディバージェンス/運命の交差点」の<アンジェリカ・リー>が兄妹の母親役として起用されています。
なお第22回香港電影評論学会大賞において最優秀脚本賞を受賞「2016年3月)した今作は、原題「念念」のタイトルで第16回東京フィルメックス「2015年11月)にて上映されています。
<北条司>(60)さん原作の漫画『シティーハンター』(週刊少年ジャンプ )をフランスで実写化した映画「シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(原題、NICKY LARSON)」の公開日が11月29日に決定しています。併せてムビチケカード(全国の映画館で利用できる、ネットで座席指定可能なデジタル映画鑑賞券)の特典ビジュアルも発表されました。
「NICKY LARSON」の大ファンである<フィリップ・ラショー>(39)が本作で監督を務め、そして「ニッキー・ラーソン=冴羽獠(リョウ)」役で主演しています。「ローラ=槇村香」役は「最高の花婿」の<エロディー・フォンタン>(32)が演じています。
先に公開されたフランスでは、2週間で観客動員数が168万人を超えるヒットとなっています。東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国でロードショーされます。
一般価格(1500円・税込)で9月13日(金)から販売されるムビチケカードの特典は、原作と実写がコラボしたA5クリアファイル。【A】リョウver.と【B】サエバver.のどちらかを選択可能です。なお、数量限定のためなくなり次第終了とのこと。
【A】リョウver.は、「海坊主がまんま」「完全にドハマりしている」と再現度の高さが話題を呼んだフランス版ビジュアルと、コルト・パイソンをぶっ放「冴羽りょう」とハンマーを振るう槇村香が描かれた原作のコマを配置したもの。
【B】サエバver.は、登場するキャラクターが集合した原作のビジュアルと実写を漫画風に配置したもの。ハンマーを構えた香や、拳銃を手にしている海坊主が目を引きます。
「第三夫人と髪飾り」が製作国ベトナムで上映中止となったことについて、監督の<アッシュ・メイフェア>がコメントを発表しています。
19世紀、北ベトナムの山間部を舞台に、大地主の第3夫人として14歳で嫁いできた「メイ」を主人公にした本作。世継ぎとなる男児を産んだ穏やかな第1夫人、3人の娘を持つ魅惑的な第2夫人、そして「メイ」を取り巻く愛憎、悲しみ、希望を官能的に描き出しています。
本作はベトナムでの公開後4日で上映中止となりました。東南アジア諸国では官能的な表現への規制が厳しい傾向にある中、<メイフェア>は自国での上映を切望し、審査を通過させて公開の許可を得ていました。しかし公開後、14歳の少女が3番目の妻としてやってくるという内容と官能描写が物議を醸し、観客による誹謗中傷がインターネット上で飛びかいました。「メイ」を演じた<グエン・フオン・チャー・ミー>とその家族への配慮から、<メイフェア>が上映中止を決断したといいます。
映画の完成に5年の歳月をかけた<メイフェア>は「この物語、そして映画の必要性と美しさを信じてくれている人たちのそばに立てていることは誇りです」と述懐。そして「映画に登場する女性たちの一人一人は私の愛する家族を下敷きにしているものです」と説明し、「私はリスクを承知のうえで、ベトナムでこの映画を公開することを決めました。なぜならば今も健在の私の祖父母に、この映画を通して彼らの歴史を見てほしかったからです」「ベトナムの暗い歴史の一部であってもベトナムの美しさを見せたかった。それは私が誇りと思っていることなのです。挑戦にはいつでも希望があります」と意見を表明しています。
「伊右衛門版ひっぱりだこ飯」(画像:淡路屋)
駅弁 「ひっぱりだこ飯」 などを製造・販売する淡路屋(本社:神戸市)は、サントリーフーズと協力し、福寿園(京都府木津川市)の茶葉を使った「伊右衛門(いえもん)版ひっぱりだこ飯」を4日(水)から発売しています
中身は明石ダコ旨煮などのほか、茶葉と一緒に炊き込んだ醤油飯や、茶葉入り揚げかまぼこ、「伊右衛門」の“〇茶”マークの焼き印入りかまぼこが使用されています。容器の陶器は、お茶をイメージし、抹茶色に焼き上げられています。
「伊右衛門版ひっぱりだこ飯」は(1200円・税込)です。淡路屋各店のほか、東海道新幹線京都駅の売店「古都みやび」、近鉄難波駅の「箱夢」、関西エリアの駅や空港の弁当売店、東京駅の「駅弁屋 祭 グランスタ店」などで販売されます。
世界的人気シリーズ「ターミネーター」(米1984年10月26日公開)の最新作が、「ターミネーター ニュー・フェイト」の邦題(原題は「Terminator: Dark Fate」)で11月8日に日本公開されることが決定、予告編とポスターが解禁されています。。
『ターミネーター2』の直接的な続編で、「T-800」役の<アーノルド・シュワルツェネッガー>(72)はもちろん出演。2以後のシリーズには「脚本が魅力的ではない」という理由で参加を拒否してきた、「サラ・コナー」役の<リンダ・ハミルトン>(62)が復帰したことでも大きな話題を呼んでいる作品です。そして人類の命運を握る女性[
ダニー」を<ナタリア・レイエス>(32)、彼女を守る謎の戦士「グレース」を<マッケンジー・デイヴィス>(32)が演じています。
シリーズ生みの親である<ジェームズ・キャメロン>(65)が製作としてカムバックし、『デッドプール』 (米2016年2月12日公開)などの<ティム・ミラー>(49)が監督を務めます。
『ターミネーター3』(日2003年7月5日公開) ・ 『ターミネーター4』(日2009年6月13日公開) ・ 『ターミネーター:新起動 ジェニシス』(日2015年7月10日公開) の世界線はリセットされ、『ターミネーター2』の世界線で新たな物語が紡がれていきます。
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