『英国王のスピーチ』(2010年)でアカデミー賞を受賞した<トム・フーパー>監督と、『博士と彼女のセオリー』でアカデミー賞の主演男優賞を手にした<エディ・レッドメイン>が、『レ・ミゼラブル』に続いてタッグを組み、世界で初めて性別適合手術を受けた<リリー・エルベ>の実話を描いた伝記ドラマ『リリーのすべて』が、2016年3月18日より全国で公開されます。
1926年、デンマーク。風景画家の「アイナー・ベルナー」(エディ・レッドメイン)は、肖像画家の妻「ゲルダ」に頼まれて女性モデルの代役を務めたことをきっかけに、自身の内側に潜む女性の存在を意識します。それ以来「リリー」という名の女性として過ごす時間が増えていく「アイナー」は、心と身体が一致しない現実に葛藤します。「ゲルダ」も当初はそんな夫の様子に戸惑いますが、次第に「リリー」に対する理解を深めていきます。
第88回アカデミー賞で主演男優賞、助演女優賞など4部門でノミネートを受け、「ゲルダ」を演じた<アリシア・ビカンダー>が助演女優賞を受賞しています。
<三部けい>原作の大ヒットコミックを<藤原竜也>と<有村架純>共演で実写映画化し、タイムリープによって18年前の児童連続誘拐事件の謎に迫る青年の奮闘を描いたSFミステリー映画『僕だけがいない街』が2016年3月19日より全国でロードショーこうかいされます。
ピザ屋でアルバイトする売れない漫画家「悟」(藤原竜也)は、ある日突然「リバイバル」という特殊な現象に見舞われるようになります。それは、周囲で悪いことが起きる気配を察すると自動的にその数分前に戻り、事件や事故の原因を取り除くまで何度でも繰り返すというものでした。「リバイバル」によって大事故を防いだものの自らが大怪我を負った「悟」は、同僚の「愛梨」(有村架純)や上京してきた母の看病で回復していきます。
そんなある日、「悟」の母が何者かに殺害され「リバイバル」が起きますが、今回はなぜか数分前ではなく18年前でした。そこは、「悟」の同級生が被害者となった連続誘拐殺人事件が起きる直前の世界でした。
監督は 『ツナグ』 や『ROOKIES 卒業』の<平川雄一朗>が務めています。
巨大隕石の墜落による恐竜絶滅が起こらなかったらという仮説に基づき、恐竜が地上で唯一言葉を話す種族として存在している世界を舞台に、弱虫の恐竜「アーロ」が、孤独な人間の少年「スポット」との冒険を通して成長していく姿を描いたピクサー・アニメーション『アーロと少年』が、2016年3月12日より公開されます。
兄や姉に比べて体も小さく、甘えん坊の末っ子「アーロ」は、何をするにも父親がいてくれないと始まりません。そんなある日、「アーロ」は川に落ちて激流に飲み込まれ、家族から遠く離れた見知らぬ土地へと流されてしまいます。
ひとりぼっちの寂しさと不安にさいなまれる「アーロ」は、そこで自分と同じ孤独な少年「スポット」と出会い、一緒に「アーロ」の故郷を目指す冒険に出ます。
「アーロ」に<レイモンド・オチョア>、「スポット」に<ジャック・ブライド>、<サム・エリオット>、<アンナ・パキン>、<A.J.バックリー>、<ジェフリー・ライト>らが声を当て、監督は<ピーター・ソーン>が務めています。
<イ・ビョンホン>主演で、財閥と政治家の癒着によって腐敗した巨大権力をめぐり3人の男たちが騙しあいを仕掛けあう様を描いたサスペンスアクション『インサイダーズ 内部者たち』が、2016年3月11日より全国で公開されます。
策士である「ガンヒ」に雇われ、裏で悪事を代行する「アン・サング」は、財閥企業であるミライ自動車が大統領候補へ裏金を送っていた証拠を手に入れ、ミライ自動車をゆすることを企てます。
裏金ファイルが「アン・サング」の手に渡ったことで、裏金事件の捜査が打ち切りとなってしまった検事「ウ・ジャンフン」は、一切の責任を取らされて左遷となってしまいます。諦めきれない「ウ・ジャンフン」は、ミライ自動車の一件が失敗し、失墜した「アン・サング」に接触。一発逆転の秘策を持ちかけます。
「アン・サング」役を<イ・ビョンホン>、検事「ウ・ジャンフン」役を<チョ・スンウ>、策士「ガンヒ」役を、ペク・ユンシク>がそれぞれ演じ、監督は<ウ・ミンホ>が務めています。
アカデミー外国語映画賞ノミネート作『籠の中の乙女』(2009年)で注目を集めましたギリシャの<ヨルゴス・ランティモス>監督が、<コリン・ファレル>、<レイチェル・ワイズ>ら豪華キャストを迎え、アイルランド・イギリス・ギリシャ・フランス・オランダ・アメリカ合作製作として自身初の英語作品『ロブスター』が、2016年3月5日より公開されます。
2015年・第68回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞。独身者は身柄を確保されてホテルに送り込まれ、そこで45日以内にパートナーを見つけなければ、動物に変えられて森に放たれるという近未来の物語です。
独り身の「デビッド」( コリン・ファレル)もホテルへと送られますが、そこで狂気の日常を目の当たりにし、ほどなくして独り者たちが隠れ住む森へと逃げ出します。「デビッド」はそこで「近視の女 」( レイチェル・ワイズ)と恋に落ちるのですが、それは独り者たちのルールに違反する行為でした。
<クリスチャン・ベール>、<ライアン・ゴズリング>、<スティーブ・カレル>、<ブラッド・ピット>という豪華キャストが共演し、リーマンショックの裏側でいち早く経済破綻の危機を予見し、ウォール街を出し抜いた4人の男たちの実話を描いた『マネー・ショート 華麗なる大逆転』が、2016年3月4日より全国で公開されます。
『マネーボール』の原作者<マイケル・ルイス>によるノンフィクション『世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち』を原作に、『アントマン』の脚本などを手がけてきた<アダム・マッケイ>が監督を務めています。
第88回アカデミー賞(2016年2月28日)では作品賞、監督賞など主要部門を含む合計5部門にノミネートされ、脚色賞を受賞しています。
2005年、ニューヨーク。金融トレーダーの「マイケル」は、住宅ローンを含む金融商品が債務不履行に陥る危険性を銀行家や政府に訴えますが、全く相手にされません。そこで「クレジット・デフォルト・スワップ」という金融取引でウォール街を出し抜く計画を立てます。そして2008年、住宅ローンの破綻に端を発する市場崩壊の兆候が表れます。
一般の方よりも本を読むほうだと思いますが、もっぱら文庫本を中心として乱読しています。
それでも、新聞の下段に掲載される新刊の案内はチェックしていますが、今朝の『讀賣新聞』の朝刊に 『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』 (七月隆文)の広告を見て、驚きました。
「20代の女性が2015年に読んだ文庫第1位」であり、「第三回みんなで選ぶ京都本大賞」を受賞とともに、映画化されるとの宣伝でした。
「赤い糸」で結ばれているという言葉がありますが、運命的な出会いとそれに隠された秘密がなんともミステリアスであり、せつなさの残る物語だけに、「さもありなん」とカラーの広告を眺めておりました。
『別冊フレンド』(講談社)連載の<マキノ>原作の少女コミック『黒崎くんの言いなりなんてならない』(2014年2月号より連載)を、人気アイドルグループ「Sexy Zone」の<中島健人>主演で実写映画化したラブストーリー『黒崎くんの言いなりなんてならない』が、2016年2月27日より全国で公開されます。
女子高生の「由宇」は、親の転勤によって学園寮に入ることになります。女子たちの憧れの的である「白王子」こと「白河くん」との同居に心を踊らせる「由宇」でしたが、そこには「黒王子」と恐れられるドS男子「黒崎くん」もいました。
「由宇」は副寮長でもある「黒崎くん」に逆らった罰として突然ファーストキスを奪われ、「絶対服従」を言い渡されてしまいます。ドS男子「黒崎くん」を<中島健人>が、彼に翻弄されるヒロイン「由宇」を<みきもと凜>原作の漫画を映画化した『近キョリ恋愛』(2014年・監督:熊澤尚人 )の<小松菜奈>が、黒崎の親友でもある「白河くん」を『アオハライド』(2014年・監督:三木孝浩)の<千葉雄大>がそれぞれ演じています。
監督は、『この世で俺/僕だけ『(2015年)の<月川翔> 脚本を。『花咲舞が黙ってない』の<松田裕子>が務めています
パキスタン出身の男性コメディアンとアメリカ人女性のカップルが、結婚に向けて文化の違いによる数々の障壁を乗り越えていくさまを、実話をもとに描いたコメディドラマ『ビッグ・シックぼくたちの大いなる目ざめ』が、2018年2月23日から全国で公開されます。
パキスタン出身でシカゴに暮らす「クメイル」は、アメリカ人の大学院生「エミリー」と付き合っていましたが、同郷の花嫁しか認めない厳格な母親に従い見合いをしていたことがバレて破局。ところが数日後、「エミリー」は原因不明の病で昏睡状態に陥ってしまいます。「エミリー」の両親は、娘を傷つけられたことで「クメイル」に腹を立てていましたが、ある出来事をきっかけに心を通わせ始め、「クメイル」も「エミリー」が自分にとって大切な存在であることに改めて気づいていきます。
人気テレビシリーズ『シリコンバレー』にレギュラー出演する俳優<クメイル・ナンジアニ>と、ナンジアニの妻である脚本家の<エミリー・V・ゴードン>が、自分たちの体験をもとに脚本を共同執筆。<ナンジアニ>が自ら主演し、「エミリー」役は『ルビー・スパークス』の<ゾーイ・カザン>が演じています。
製作に<ジャド・アパトー>、監督は、『ドリスの恋愛妄想適齢期』」の<マイケル・ショウォルター>が務めています。
『イングロリアス・バスターズ』・『ジャンゴ 繋がれざる者』の<クエンティン・タランティーノ>監督の長編第8作で、大雪のため閉ざされたロッジで繰り広げられる密室ミステリーを描いた西部劇『ヘイトフル・エイト』が、2016年2がつ27にちから全国でこうかいされます。
<タランティーノ>作品常連の<サミュエル・L・ジャクソン>を筆頭に、<カート・ラッセル>、<ジェニファー・ジェイソン・リー>、<ウォルトン・ゴギンズ>、<デミアン・ビチル>、<ティム・ロス>、<マイケル・マドセン>、<ブルース・ダーン>が出演しています。
全員が嘘をついているワケありの男女8人が雪嵐のため山小屋に閉じ込められます、そこで起こる殺人事件をきっかけに、意外な真相が明らかになっていきます。
音楽を<タランティーノ>が敬愛する巨匠、エンニオ・モリコーネ>が担当し、第88回アカデミー賞で作曲賞を受賞。<モリコーネ>にとっては、名誉賞を除いては初のアカデミー賞受賞となっています。70ミリのフィルムで撮影され、画面は2.76:1というワイドスクリーンで描かれています。
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