日経平均株価(8月13日)終値4万3274円67銭
8月
13日
13日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅続伸し、午前終値は前日比582円90銭(1.36%)高の4万3301円07銭でした。初めて4万3000円台に乗せ、前日に更新した最高値「4万2718円17銭」を連日で上回りました。
米利下げ期待を背景にした前日の米株式相場の上昇で運用リスクを取りやすくなった海外勢などが一段と買いを強めています。幅広い銘柄が買われて東証株価指数(TOPIX)も連日で最高値を上回りました。
前日の米株式市場ではダウ工業株30種平均が前の日と比べて500ドル近い上げとなりました。12日発表されました7月の米消費者物価指数(CPI)がおおむね市場の想定通りの結果となり、トランプ米政権の関税政策によるインフレ懸念が和らいでいます。
米連邦準備理事会(FRB)が9月に利下げを再開するとの観測から景気の先行きにも楽観的な見方が広がりました。さらに<ベッセント米財務長官>は12日にFOXビジネスのインタビューで「現時点で真剣に考えなくてはならないのは、9月に0.50%(註:通常の2倍)の利下げを決定すべきかどうかだ」と述べたことも米利下げを意識した株買いを誘いました。
日経平均は連日の上昇で高値警戒感が意識されるなか、先高期待も根強くあり、利益確定売りをこなしながら上値を試す展開でした。
終値は6営業日続伸し、前日比556円50銭(1.30%)高の4万3274円67銭で終え、(8月12日)の最高値「4万2718円17銭」を更新しています。