日経平均株価(8月8日)終値4万1820円48銭
8月
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8日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、午前終値は前日比909円53銭(2.22%)高の4万1968円68銭と(7月24日)に付けました年初来高値「4万1826円34銭」を上回りました。
7日の米ハイテク株高を受け、日本株は買いが先行でした。前日に決算発表したソフトバンクグループ(SBG)が(10.3%超)上昇し、1銘柄で日経平均を264円押し上げました。米関税政策に対する不透明感が和らいだのも投資家心理の支えになりました。
7日の米株式市場でハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は、(7月28日)の「2万1178.58」以来となる最高値を更新しています。米連邦準備理事会(FRB)の<ウォラー理事>が<トランプ米大統領>の側近らの間で次期議長の最有力候補になっていると伝わりました。米雇用情勢の悪化を警戒して利下げを主張していた経緯から早期の利下げ観測が再び高まり、相場を支えています。米ハイテク株の上昇を受け、アドテストや東エレクなど半導体関連が上昇でした。
米相互関税の負担軽減措置を巡り<赤沢亮正経済財政・再生相>は7日、米政府が相互関税の大統領令を修正し、日本を措置対象に加えることを約束したと明らかにしています。米国が徴収しすぎた分の関税は7日に遡って還付する方針だといいいます。市場では、併せて自動車関税を下げるための大統領令も出す見通しが示されたため、トヨタやマツダなどの自動車株の買い安心感につながりました。
後場に入り日経平均株価は上昇が一服、節目の4万2000円を上回ったところで、3連休前で持ち高整理の売りや利益確定売りが出て上値を抑えています。
終値は4営業日続伸し、前日比761円33銭(1・85%)高の4万1820円48銭で終えています。