4日の東京外国為替市場で、円相場は大幅に反発でした。17時時点では前週末の同時点に比べ2円66銭の円高・ドル安の「1ドル=147円87〜88」で推移しています。一時「1ドル=147円06銭近辺まで上昇でした。
米雇用情勢の下振れなどで米景気減速への懸念が高まりました。米連邦準備理事会(FRB)が早期に利下げするとの観測が広がり、日米金利差の縮小を見込んだ円買い・ドル売りが優勢でした。
(FRB)は1日、7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策決定の投票に参加しなかった
<クグラー理事>が、8日付で退任すると発表しています。利下げを求める<トランプ米大統領>が、後任に利下げを主張する人物を指名するとの思惑が広がりました。この人物が来年5月に任期満了を迎える<パウエル(FRB)議長>の後任になるとの見方もドル売りを促しています。
円相場は買い一巡後には伸び悩んでいます。輸入企業など国内の事業会社などによる円売り・ドル買いが出たとの観測が相場の重荷となりました。日本時間4日の取引で、米長期金利の低下が一服したのも円売り・ドル買いにつながりました。