『火星の女王』@NHK総合
6月
20日
<菅田将暉>が台湾の女優<スリ・リン>と共演します、NHKのラジオ放送開始から100周年を記念した、放送特集特集ドラマ『火星の女王』(全3話)が、2025年12月にNHK総合テレビで放送されます。
<小川哲>のSF小説を原作とする本作の舞台は、100年後の2125年です。人類が火星に移り住んでから40年が経った世界には、自由に暮らしたい住民たちですが、ISDA(イズダ=惑星間宇宙開発機関)による支配で火星社会は静かに揺れていました。そんな中、人知を超えた超常現象とともに〈それ〉は突如として現れます。誰が創ったのか、なぜここにあるのか。〈それ〉は人類にとって希望なのか、それとも禍(わざわい)なのか。
物語の主人公は、火星出身で目が不自由な「リリ-E1102」です。地球で暮らすISDAの若き職員「白石アオト」と交わした約束を果たすため、厳しい訓練をやり遂げ、地球行きの宇宙船に乗る決意をしていました。しかし、「リリ」は運命を狂わす大事件に巻き込まれます。その事件をきっかけに、火星と地球の思惑が動き出します。
国際オーディションを経て「リリ」役に選ばれた<スリ・リン>は、2000年11月19日生まれの24歳。2022年に短編映画『One Summer's Day(雨水直接打進眼睛)』でデビューし、2024年にはNetflixオリジナルドラマ『女優:ボーン・トゥ・シャイン』に出演しています。
<菅田将暉>は、火星で行われた研修で「リリ」と出会う「アオト」役で出演。父が22年前に行方不明となった「アオト」は、その原因がある科学者のせいではないかと疑い続けています。
『火星の女王』の脚本は、映画『ブルーピリオド』・『きみの色』・『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』などの<吉田玲子>が担当、演出は<西村武五郎>、<川上剛>が務めています。