鉄鋼製品とアルミニウムに追加関税
5月
31日
30日、<トランプ米大統領>は輸入される鉄鋼製品とアルミニウムに課している(25%)の追加関税を、2倍となる(50%)に引き上げると明らかにしました。6月4日に発動するとしています。
<トランプ政権>はことし3月、国内に輸入される鉄鋼製品とアルミニウムに(25%)の追加関税を課す措置を発動しました。すべての国が対象で、日本から輸出される製品にも関税が課されています。
30日、この措置について、<トランプ大統領>は日本製鉄によるUSスチールの買収計画をめぐって東部ペンシルベニア州で行った演説で「アメリカの鉄鋼産業を守るため25%から50%に引き上げる」と述べ、追加関税を今の2倍となる(50%)に引き上げると表明しました。
そのうえで「誰も回避することができない措置だ」などとして、例外を設けずに、すべての国や地域が対象になることを示唆しています。
このあと、<トランプ米大統領>は自身のSNSへの投稿で鉄鋼製品とアルミニウムに対する追加関税の引き上げ分は、6月4日に発動することを明らかにしました。
このあと、<トランプ米大統領>は自身のSNSへの投稿で鉄鋼製品とアルミニウムに対する追加関税の引き上げ分は、6月4日に発動することを明らかにしました。
<トランプ米大統領>としては国内の鉄鋼産業と労働者を守る姿勢を強調した形ですが、アメリカでは航空やエネルギーなど幅広い分野の企業が輸入された鉄鋼製品やアルミニウムを利用していて、コストの上昇を通じてインフレが再加速することへの懸念も高まりそうです。