『私は何度も私になる』@<タン・チュイムイ>監督
5月
17日
香港・マレーシアの合作映画『私は何度も私になる』が、2025年6月28日より東京・ポレポレ東中野で先行上映されたのち、神保町にオープン予定のミニシアター・シネマリスで開館記念公開されますが、予告編が解禁されています。
マレーシアの映画監督<タン・チュイムイ>の、10年以上の監督業休業からの復帰作となる本作です。
主人公の「ムーン・リー」は、出産と離婚を経た復帰作で、かつて仕事をともにしていた映画監督「ロジャー・ウー」から「アジア版『ボーン・アイデンティティー』のようなアクション映画の主演を務めてほしい」とオファーされます。幼い息子を「ロジャー」のアシスタントに預け、「ロー師範」のもとで武術訓練に励む「ムーン」でした。
そんなある日、映画のスポンサーから「ムーンの元夫ジュリアードを相手役として起用したい」という提案が届きます。劇中では、「ムーン」が女性として、また映画人として、自分自身を模索するさまが描かれます。<タン・チュイムイ>が「ムーン」役で主演も務め、「ロジャー」を<ピート・テオ>、「ロー師範」を<ジェームズ・リー>が演じています。
公開されました予告編では、アクション映画での女優業復帰という人生の岐路に立った「ムーン」が、女優・母親・女性・個人というさまざまな自己の側面を見つめ直し、映画と現実の狭間で揺らぐ中で〈魂の修行〉へと至る姿が描き出されています。