世界中でカバーされてきたバラードの名曲、『Killing Me Softly with His Song=やさしく歌って』で知られる歌手の<ロバータ・フラック>さんが24日、亡くなったとアメリカのメディアが報じています。88歳でした。<ロバータフラック>さんは3年前の2022年に、全身の筋肉が徐々に動かなくなる難病の「ALS=筋萎縮性側索硬化症」と診断されたことを公表していました。
<ロバータ・フラック>さんは首都ワシントンにある大学で15歳からクラシック音楽を学んだのち、1969年にデビューアルバムを発表しました。
このアルバムに収録されていたカバー曲の『愛は面影の中に』が1971年、<クリント・イーストウッド>監督の映画
『恐怖のメロディ』で使用されたのに続き、翌年に発表されたバラードの名曲『やさしく歌って』も世界的な大ヒットとなり、この2曲で<ロバータ・フラック>さんはグラミー賞の最優秀レコード賞を2年連続で受賞しています。
このうち『やさしく歌って』は日本でもネスレ日本の 「ネスカフェ エクセラ」コーヒーのテレビコマーシャルで使用されたほか、数々の歌手がカバーし、<平井堅>さんのアルバムでは<平井堅>さんと本人がデュエットもしています。