6日、英中央銀行イングランド銀行(BOE)は政策金利を(0.25%)引き下げ、(4.5%)にしています。利下げは2会合ぶりになります。物価高騰が和らいでいることを踏まえ、減速懸念が強まっている景気を支えます。
<ベイリー総裁>は声明で「私たちは英国経済と世界情勢を注意深く点検し、さらなる利下げは段階的かつ慎重に行う」と説明しています。
5日まで開いた金融政策委員会の議事要旨によりますと、委員会では<トランプ米政権>が発表しました関税引き上げや、貿易相手国による対抗措置の影響を注視する方針を確認しています。
(BOE)は(2%)のインフレ目標を掲げて金融政策を運営しています。英国の昨年12月のインフレ率は(2.5%)と目標を上回りましたが、伸び率は前月から(0.1)ポイント縮小し、3カ月ぶりに鈍化しました。(BOE)が重視するサービス価格のインフレ率も(4.4%)と、前月から(0.6)ポイント縮小でした。
(BOE)は昨年8月、インフレ鈍化を受けて4年5カ月ぶりに利下げしています。11月に追加で利下げし、今回で3度目となります。