2日、高知市の「文化プラザかるぽーと」にてコナミグループ杯第50期棋王戦五番勝負第1局が指され、先手の<藤井聡太棋王>(22/竜王・名人・王位・王座・王将・棋聖の七冠)が、127手で挑戦者の<増田康宏八段>(27)を破り先勝しています。3連覇に向け白星発進でした。
対局は角換わりの戦型となり、長い中盤戦が続きました。69手目で玉を下げ、一時は<増田康宏八段>がリードを広げる展開でした。79手目で自身の残り時間(28分)半分を使い、<藤井聡太棋王>が的確な読みでリードを奪って押し切りました。持ち時間各4時間のうち、残りは<藤井聡太棋王>3分、<増田康宏八段>1分でした。
<藤井聡太棋王>は昨年6月、全八冠から七冠に後退しましたが、その後はタイトル防衛を続けています。棋王戦五番勝負の勝利へ好スタートを切りました。<増田康宏八段>はタイトル初挑戦での奪取を目指します。
第2局は2月22日、金沢市の「北國新聞会館」で行われます。