3カ国への関税、1日発動@トランプ米大統領
2月
2日
2月1日、<トランプ米政権>はカナダ、メキシコからの輸入品に(25%)、中国に(10%)の関税を課します。
米国の二大貿易相手国であるカナダ、メキシコでは、日本メーカーも含めた自動車業界などがサプライチェーン(供給網)の統合を進めており、各国の企業活動や経済への打撃は必至です。3番目の貿易相手、中国との「貿易戦争」再燃も懸念されています。
<トランプ米大統領>は「短期的な混乱はあるが、関税はわれわれを豊かにする」と意に介さず、欧州連合(EU)にも「関税に関する重大な対応」を取る意向です。2月中旬以降、原油や天然ガス、半導体、鉄鋼など幅広い品目で輸入品への関税賦課も検討しています。
<トランプ米大統領>は、不法移民や合成麻薬「フェンタニル」の米国流入が続いていることに3カ国が責任を負っていると主張。「米国をひどい扱いにしている」と非難してきました。また、巨額の貿易赤字の是正も求めています。