「1ドル=154円57銭~154円58銭」(1月30日)
1月
30日
30日の東京外国為替市場で、円相場は3営業日続伸でした。17時時点では前日の同時点に比べ78銭の円高・ドル安の「1ドル=154円51〜52銭」で推移しています。米連邦準備理事会(FRB)が、29日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を据え置きを決めています。市場予想に沿った結果で、円売り・ドル買いの持ち高を手じまう動きが優勢でした。
(FRB)は声明文で「インフレ率はいくぶん高止まりしたままだ」との認識を示しています。金融緩和に消極的な「タカ派」姿勢を示したとの見方もあったものの、<パウエル議長>は記者会見で文言変更について何かを示唆するものではないと説明しています。また「金利を調整するにあたって急ぐ必要はない」とも述べました。<トランプ米政権>の政策などを見極めながら利下げを進めていくと受け止められています。
30日は事業会社の決済が集中しやすい「5・10日」にあたり、10時前の中値決済に向けて、国内輸出企業などによる円買い・ドル売り観測も相場の支えとなりました。