日経平均株価(9月9日)終値3万6215円75銭
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9日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続落し、午前終値は前週末(9月6日)に比べ778円15銭(2.14%)安の3万5613円32銭でした。
6日発表の8月の米雇用統計の結果を受け、米景気減速への懸念が高まり、東京市場でも幅広い銘柄で売りが優勢となりました。日経平均の下げ幅は一時1100円を超え「3万5247円87銭」の安値を付け、取引時間中としては約1カ月ぶりに3万5000円台でした。
前週末6日の米株式市場ではこの日発表の8月の米雇用統計が労働市場の軟化を示す内容と受け止められて、米景気減速への懸念からダウ工業株30種平均株価が続落。ハイテク株中心のナスダック総合株価指数は(2.55%)安、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)も(4.5%)を超えて下落しています。きょうの東京市場でもアドテストなど半導体関連株が軒並み売られています。値がさの東エレクは年初来安値を更新し、日経平均を押し下げました。
もっとも、前引けにかけて日経平均は下げ幅を縮小しています。東京外国為替市場で円相場が、「1ドル=142円台後半」まで下落したことで、投資家心理がやや改善しました。
終値は、前週末比175円72銭(0.48%)安の3万6215円75銭で取引を終えています。