日経平均株価(8月29日)終値3万8362円53銭
8月
29日
29日午前の東京株式市場で日経平均株価は反落し、午前終値は前日比151円42銭(0.39%)安の3万8220円34銭でした。米半導体大手「エヌビディア」株が、28日の決算発表後に時間外取引で急落し、東京市場で値がさの半導体関連株に売りがかさんでいます。日経平均の下げ幅は一時400円を超えましたが、売り一巡後は主力株に押し目狙いの買いが入って下げ幅を縮めています。
「エヌビディア」が、28日に発表しました2024年5〜7月期の決算は、売上高と純利益がともに市場予想を上回りました。8〜10月期の売上高見通しも市場予想の中央値を上回っています。もちろん悪い数字ではないが、大きなサプライズはなかったとの受け止めから、「エヌビディア」株は日本時間29日早朝の時間外取引で大幅安となり、東エレクやアドテストに売りが波及しています。
28日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価が4営業日ぶりに反落するなど、主要な株価指数が下落したのも日本株の重荷でした。
売り一巡後は下げ渋っています。日経平均が3万8000円を下回る水準では値ごろ感を意識した買いが入りやすく、政策保有株式の縮減を進める保険株が上昇するなど、日本企業の変革に着目した中長期の投資家の買いが入っています。
終値は、3営業日ぶりに反落し、終値は前日比9円23銭(0.02%)安の3万8362円53銭でした。