11日、正体不明の路上芸術家<バンクシー>はガラス張りの警察の監視施設に水槽で泳いでいるような魚の群れを描いた新作を公表しています。自身のインスタグラムにも写真を投稿しています。7日連続で7作目となっています。
<バンクシー>は5日からロンドン各地で動物をテーマにした新作の公開を続けており、9日には、魚を食べようとしている2羽のペリカンを建物の外壁に描いています。ペリカンの作品は、ロンドンにある英国の伝統料理「フィッシュ・アンド・チップス」の店の壁に描かれ、2羽のうち1羽は店の看板に描かれた魚をくわえています。
10日には、伸びをするネコのシルエットが、ロンドン北西部で確認されています。一部が壊れ、使われなくなった看板に描かれた。周囲にはツタのような植物が生い茂っています。
魚はどう猛なピラニアのように見え、ロンドン中心部の金融街シティーで確認されました。BBC放送によりますと、施設は警察が交通を監視する目的で1990年代に設置され、過激派のアイルランド共和軍(IRA)の襲撃を阻止するために利用していました。<バンクシー>の行為は、器物損壊の疑いがあるといいます。