26日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は続伸して始まりました。同日朝に発表されました米物価指標がおおむね市場予想通りの内容でした。米連邦準備理事会(FRB)が9月にも利下げを始めるとの見方が改めて強まっています。前日まで下げが目立っていた一部のハイテク株が上昇していることも、投資家の買い安心感につながっています。
26日発表の
6月の米個人消費支出(PCE)物価指数は前月比で(0.1%上昇)と、市場予想と一致しました。食品とエネルギーを除くコアも市場予想と同じ(0.2%上昇)でした。コアの前年同月比の上昇率は(2.6%)と、5月と同じでした。(FRB)が9月に利下げを始めるという市場の予想を変えるほどではないとの受け止められています。
このところ売りに押される場面が目立っていた大型ハイテク株を買い直す動きがあり、投資家心理の支えとなっています。ダウ平均株価の構成銘柄ではマイクロソフトとアマゾン・ドット・コムに買いが入っています。
ダウ平均株価は、前日比654ドル27セント(1.64%)高の4万0589ドル34セントでした。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比176.16ポイント(1.03%)高の1万7357.88でした。
S&P500種株価指数は、前日比59.88ポイント (1.11%)高の5459.10でした。