25日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続落し、午前終値は前日比989円66銭(2.53%)安の3万8165円19銭でした。下げ幅は1100円を超え、節目の3万8000円を取引時間中として約1カ月ぶりに下回る場面がありました。
24日の米株式市場でハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数が(3.63%)安となりました。2024年4〜6月期の決算を発表したアルファベットやテスラの株価急落が他のハイテク株にも波及し、25日の東京市場でも東エレクやアドテスト、レーザーテクなど値がさの半導体関連が軒並み安でした。
市場では、米国による半導体の対中輸出規制の強化への警戒が根底にあり、そこに米ハイテク株安と円高加速といった悪材料が重なったため、日本株の下げが大きくなったとみています。
終値は大幅に7営業日続落し、前日比1285円34銭(3.28%)安の3万7869円51銭で取引を終えています。下げ幅は今年最大で、終値で3万8000円を下回ったのは、
(4月26日)以来となります。また、下げ幅は2016年6月24日「1286円33銭安」以来約8年1カ月ぶりの大きさでした。