ご冥福を祈ります<アヌーク・エーメ>さん
6月
19日
18日、『男と女』(1966年)など数多くの映画に出演し、人気を博したフランスの俳優<アヌーク・エーメ>さんがパリの自宅で死去しています。92歳でした。娘で俳優の<マヌエラ・パパタキス>さんがSNSで公表しています。
1932年、パリで俳優の両親の下に<フランソワーズ・ドレイフュス>として生まれる。1947年に銀幕デビュー。恋愛映画『火の接吻』(1949年)や、1950年代の『汽車を見送る男』・『恋ざんげ』などに出演して注目を集めました。
イタリアの巨匠<フェデリコ・フェリーニ>監督の『甘い生活』(1960年)、『8 1/2』(1963年)への出演で名声を確立しています。
当時無名だったフランスの<クロード・ルルーシュ>監督が自ら資金を調達して製作した恋愛ドラマ『男と女』では、ヒロイン「アンヌ・ゴーチェ」役を好演。作品は1966年の第19回カンヌ映画祭で最高賞パルムドールに輝き、同年度のアカデミー賞では外国語映画賞を受賞しました。印象的な映画の主題歌は「ダバダバダ…」と口ずさまれて世界的にヒットしています。