「太陽フレア」
5月
12日
5月8日から10日までにあわせて6回発生しています「太陽フレア」と呼ばれる太陽表面の巨大な爆発現象が新たに11日にも発生しています。
情報通信研究機構(NICT)によりますと、今月8日から10日午後4時ごろまでに「太陽フレア」と呼ばれる太陽表面での爆発現象の中でも最大クラスに分類される巨大な爆発が6回にわたって発生しました。大規模な「太陽フレア」が72時間で7回発生するのは観測史上初めてとのことです。
さらに、11日午前10時半ごろ、これまでで最も規模の大きい新たな「太陽フレア」の発生が確認されています。
この「太陽フレア」によって、陽子などの電気を帯びた粒子が大量に放出されていて、地球の磁場が乱れる「磁気嵐」が発生し、日本でも北海道雄武町では11日午後8時ごろに「オーロラ」とみられる現象が確認されているということです。
これまでのところ大規模な通信障害などは確認されていないということですが、今後、数日間は通信衛星などの人工衛星やGPSの位置情報、それに短波の無線通信などに影響が出るおそれがあるとしています。