18日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は反発して始まりました。ダウ平均株価は今月に入って大幅に下げており、一部の主力株に押し目買いが入りました。もっとも、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ開始が遅れるとの見方は根強く、ダウ平均の上値は重く。推移しています。
ダウ平均株価は今月に入り、前日までに2054ドル下げています。短期間で下げ値ごろ感があり買いが入りやすく、ユナイテッドヘルス・グループやトラベラーズなどディフェンシブ株の一角に買いが入り、指数を押し上げています。
18日発表の週間の新規失業保険申請件数は「21万2000件」と、市場予想「21万5000件」を下回っています。ニューヨーク連銀の<ウィリアムズ総裁>が同日朝、利下げを巡って「経済状況によって決まる」と述べたと伝わりました。利下げを急がない考えも示し、(FRB)による利下げが市場の想定より後にずれるとの観測は株式相場の重荷となっています。
ダウ平均株価は、前日比22ドル07セント(0.058%)高の3万7775ドル38セントでした。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比81.87ポイント(0.52%)安の1万5601.50でした。
S&P500種株価指数は、前日比11.00ポイント (0.22%)安の5011.21でした。