香港を代表する名優<アンソニー・ウォン>が主演を務め、孤独なタクシー運転手と難民の少年の心の交流を描いた2022年香港・シンガポール合作製作の『白日青春 生きてこそ』が、2024年1月26日より公開されます。
パキスタンから香港へやって来た難民の両親のもとに生まれ香港で育った少年「ハッサン」は、家族とともにカナダへ移住することを夢見ていました。ところがある日、父が交通事故で亡くなり、その夢は突然奪われてしまいます。「ハッサン」は難民で構成されたギャングに加わわりますが、警察のギャング対策に巻き込まれて追われる身となります。
一方、1970年代に本土から香港に密入境したタクシー運転手「チャン・バクヤッ」は、警察官として働く息子との関係がうまくいかずにいました。「バクヤッ」は「ハッサン」の逃亡を手伝うことを決心し、2人の間には絆が芽生え始めますが、やがて「ハッサン」は「バクヤッ」こそが父の命を奪った事故を引き起こした運転手だと知ります。
<アンソニー・ウォン>が「チャン・バクヤッ」、本作が映画初出演となるパキスタン出身の<サハル・ザマン>が「ハッサン」を演じ、2023年・第41回香港電影金像奨にて10歳にして最優秀新人俳優賞を受賞。本作が長編第1作となる新世代<ラウ・コックルイ>が監督を務め、金馬奨の最優秀新人監督賞と最優秀脚本賞を受賞した作品です。