「1ドル=141円02銭」
12月
30日
29日のニューヨーク外国為替市場で円相場は4営業日続伸し、前日比40銭円高・ドル安の「1ドル=140円95銭~141円05銭」で取引を終えています。米連邦準備理事会(FRB)が、2024年の早期に米利下げ予想や日銀の金融政策修正観測を手がかりに円を買う動きがありました。
年末で市場参加者が少ない中、薄商いのなかで値動きが大きくなりました。
同日午前発表の12月のシカゴ購買部協会景気指数(PMI)が(46.9)と11月(55.8)から低下し、市場予想(50)を下回りました。米景気減速が意識されたことが円買いを誘ったとの見方も出ています。
円は下げる場面もありました。米長期金利が上昇し、円の重荷となっています。前日に約5カ月ぶりの円高・ドル安水準となった後で、持ち高調整の円売りも出ています。
この日の円の高値は「1ドル=140円80銭」、安値は「1ドル=141円88銭」でした。