アルツハイマー病の新薬『レカネマブ』、298万円で保険適用
12月
14日
アルツハイマー病の原因物質に直接働きかける新薬《レカネマブ》の価格について、中医協=中央社会保険医療協議会は13日の総会で、患者1人当たり年間およそ298万円と設定し、保険適用の対象とすることを決め、今月20日から適用される予定です。
日本の製薬大手「エーザイ」がアメリカの「バイオジェン」と共同で開発され、認知症の原因の1つ、アルツハイマー病の新しい治療薬《レカネマブ》は、今年9月25日に国の承認を受けて、中医協で保険適用に向けた議論が進められてきました。
この薬を使用できるのは、認知症を発症する前の「軽度認知障害」の人やアルツハイマー病の発症後、早い段階の人で、年間で最大およそ3万2000人の使用が見込まれるということです。