「白トリュフ」人工栽培成功@森林総合研究所
2月
9日
栽培技術が確立できれば、安定的な供給につながると期待されています。森林総合研究所は確立までに10年程度を見込んでいます。 トリュフは地中で育つ香り高いキノコで、「黒トリュフ」は欧州で人工栽培が行われていますが、「白トリュフ」は天然物だけでした。
国内でも20種類以上が自生しますが、人工栽培技術は確立しておらず、高値で輸入されています。 森林総合研究所によりますと、人工栽培に成功したのは欧州の「白トリュフ」とは系統の異なる「ホンセイヨウショウロ」。岩手県から岡山県にかけて自生しており、同研究所などの分析で2016年に新種と判明しています。
この胞子をコナラの苗木の根に付けて2017年から関東と関西の4試験場で育てた結果、茨城県と京都府の2カ所でトリュフが育成されています。