日経平均株価(1月13日)@終値2万6119円52銭
1月
13日
米国のインフレ減速と日銀による金融緩和修正への思惑を背景に、外国為替市場で円高・ドル安が進み、輸出関連株を中心に売りが膨らみました。12日発表の2022年9~11月期決算が嫌気されたファストリテイリングが、日経平均の構成比で1割を占める同社株の下落は(7.5%)となり、1銘柄で日経平均を約200円押し下げています。
2022年12月の米消費者物価指数(CPI)は、前月比の上昇率がマイナスになるなどインフレの減速を示しました。米連邦準備理事会(FRB)が利上げペースを緩めるとの観測が強まっています。半面、13日の国内債券市場では、長期金利の指標となる新発10年物国債利回りが日銀の許容する変動幅の上限(0.5%程度)を上回っています。来週17~18日に開く金融政策決定会合で日銀が一段の緩和修正を実施するとの思惑が強まりました。外国為替市場で一時、「1ドル=128円台」まで円高・ドル安が進み、輸出採算の悪化を懸念する売りが出ています。
終値は、6営業日ぶりに反落し、前日比330円30銭(1.25%)安の2万6119円52銭で終えています。