『原題:TÁR』@<トッド・フィールド>監督
12月
16日
ドイツの有名オーケストラで、女性としてはじめて首席指揮者に任命された指揮者「リディア・ター」(ケイト・ブランシェット)は、天才的能力と、たぐいまれなるプロデュース力で、自身を1つのブランドとして作り上げてきました。しかし、のしかかる重圧、過剰な自尊心、仕掛けられた陰謀により、彼女の心の闇は少しずつ広がっていきます。
本年度ヴェネチア国際映画祭で<ケイト・ブランシェット>が主演女優賞受賞を皮切りに数々のアカデミー賞前哨戦に名を連ねている本作。「第80回ゴールデングローブ賞」でも作品賞(ドラマ部門)、脚本賞、主演女優賞(ドラマ部門)の3部門にノミネートされ注目を集めています。
監督と脚本を手掛けたのは『イン・ザ・ベッドルーム』・『リトル・チルドレン』でアカデミー賞脚色賞に連続ノミネートされている<トッド・フィールド>です。16年ぶり待望の新作となる本作は、今年の「ヴェネチア国際映画祭」で上映されるや6分間のスタンディングオベーションを受け、最優秀主演女優賞を受賞。早くも「アカデミー賞有力!」と絶賛を浴びました。
2度のアカデミー賞受賞経験を持つ主演の<ケイト・ブランシェット>は、今回で主演・助演あわせて10回目のゴールデングローブ賞ノミネートとなります。「第80回ゴールデングローブ賞」の発表は米国時間2023年1月10日を予定。続く1月24日のアカデミー賞ノミネート発表にも期待できる作品です。