2022年度のノーベル文学賞を受賞した作家<アニー・エルノー>が若き日の実体験をもとにつづった短編小説『事件』を映画化した『あのこと』が、2022年12月2日より公開されます。
『ナチス第三の男』(2017年・監督:セドリック・ヒメネス)などの脚本を手がけた<オドレイ・ディワン>が監督を務め、2021年・第78回ベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞した作品です。
法律で中絶が禁止されていた1960年代フランスを舞台に、望まぬ妊娠をした大学生の12週間にわたる戦いを、主人公「アンヌ」の目線から臨場感たっぷりに描いています。
労働者階級に生まれた「アンヌ」は、貧しいながらも持ち前の知性と努力で大学に進学。未来を掴むための学位にも手が届こうとしていましたが、大切な試験を前に自分が妊娠していることに気づきます。中絶が違法とされる中、解決策を見いだすべく奔走する「アンヌ」でした。
『ヴィオレッタ』の<アナマリア・バルトロメイ>が「アンヌ」を演じ、『仕立て屋の恋』(1989年・監督:パトリス・ルコント)の<サンドリーヌ・ボネール>、『燃ゆる女の肖像』の<ルアナ・バイラミ>が共演しています。
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