<郵便切手>(137)ラッコ「84円」(2)
8月
31日
今回は珍しく1シトに10種類ある異なる意匠として違う図案の「ラッコ」という奇遇でした。
「ラッコ」は、食肉目イタチ科ラッコ属に分類される哺乳類で、現生種では本種のみでラッコ属を構成しています。北アメリカ大陸から千島列島の沿岸にかけて棲息。毛皮を採取するため乱獲され、日本では20世紀初頭にいったん絶滅している希少種です。
今年5月10日、神戸市須磨海浜水族園の国内最高齢の「ラッコ」<明日花>が亡くなり、国内で飼育されている「ラッコ」は、「鳥羽水族館」〈三重県:メイ(メス)・キラ(オス)〉・「マリンワールド海の中道」〈福岡県:リロ(オス)〉の2施設3匹のみとなっています。
「ラッコ」が観れるのも、残り少なさそうです。