『アプローズ、アプローズ! 囚人たちの舞台』@<エマニュエル・クールコル>監督
7月
24日
スウェーデンの俳優<ヤン・ジョンソン>の実体験をもとに、実在の刑務所で撮影を敢行しています。売れない俳優「エチエンヌ」は、刑務所の囚人たちを対象とした演技ワークショップの講師を依頼されます。<サミュエル・ベケット>の戯曲『ゴドーを待ちながら』を演目に選んだ彼は、一癖も二癖もある囚人たちに演技を指導していきます。
「エチエンヌ」の情熱はいつしか囚人たちや刑務所管理者の心を動かし、実現は困難とされていた刑務所外での公演にこぎつけます。彼らの舞台は予想以上の好評を呼んで再演を重ねることになり、ついには大劇場パリ・オデオン座から最終公演のオファーが届きます。
『クイーンズ・オブ・フィールド』の<カド・メラッド>が主演を務め、『アルゴンヌ戦の落としもの』(2016年・日本:劇場未公開)の<エマニュエル・クールコル>が監督を務めています。2020年・第73回カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション作品です。