約46億年前の銀河団@ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡
7月
13日
約46億年前の銀河団「SMACS0723」の姿をとらえており、NASAは「これまでで最も遠い、鮮明な宇宙の赤外線画像」と説明しています。
公開されたのは、(JWST)が撮影した複数のフルカラー画像の一つです。異なる赤外線で撮影したものを合成し、ハッブル望遠鏡を上回る解像度を達成しています。(NASA)は米国時間12日に他の画像の公開も予定しています。
(JWST)は昨年12月25日に打ち上げ、地球の約600キロ上空を周回していたハッブルと異なり、地球から約150万キロ離れた太陽周回軌道で観測。赤外線などを探知し、これまでの宇宙望遠鏡に比べ、鏡の直径はハッブルの2・7倍、面積は約6倍とカメラが高性能になっていて、ハッブルが撮影できる星の100分の1の明るさの星を撮ることができ、高精度で星雲や恒星、惑星などを撮影することが可能です。
宇宙誕生後にできた最初の銀河や、太陽系以外の惑星に生命の存在を可能にする環境があるかなどを探るのが目的。ハッブルでは解明が難しいとされた135億年前にさかのぼる初期の宇宙の様子の解明に挑んでいます。