彫刻「考える人」約15億2千万円で落札
7月
2日
『考える人』の本物は約40体あります。今回落札されたのはその一つで、<オーギュスト・ロダン>が1880年に構想した当時と同じ高さ約70センチです。
当初の題名は『詩人』で、<オーギュスト・ロダン>の別の大作『地獄の門』の一部となる構想でした。後に独立した作品ともなり、パリのロダン美術館で展示されている像のように人間大サイズの作品も制作されました。
<原田マハ>の小説『美しき愚か者のタブロー』にも登場している<松方幸次郎コレクション>の東京の国立西洋美術館に収蔵されている像は、なかでももっとも大きな作品(高さ186センチメートル)の一つです。