『見えるもの、その先に ヒルマ・アフ・クリントの世界』@<ハリナ・ディルシュカ>監督
3月
1日
<ヒルマ・アフ・クリント>(1862年10月26日~1944年10月21日)は、スウェーデンに生まれています。独自の手法で抽象的絵画を手がけた彼女は、同時代の画家たちが新たな芸術作品を発表する中、自身の作品を世に出さず死後20年間は公表を禁じてこの世を去りました。
2019年、ニューヨークのグッゲンハイム美術館で開催された回顧展は同館史上最高の動員を記録し、『ショコラ』・『僕のワンダフルライフ』などの<ラッセ・ハルストレム>監督が最新作『Hilma』で彼女の生涯を描くなど、今や欧米で大きな注目を集める存在になっています。
本作では、キュレーター、美術史家、科学史家、遺族などの証言と彼女が残した絵や言葉を通し、その生涯と美術史の裏側に迫ります。<ハリナ・ディルシュカ>が監督を務め、<イーリス・ミュラー=ヴェスターマン>、<ユリア・フォス>、<ジョシュア・マケルヘニー>らが出演しています。