『修羅の世界』@<藤原健一>監督
1月
25日
横浜を拠点とする任侠団体・龍安組では、組長である「円月」(渡辺裕之)の教えにより麻薬の商売は御法度でした。龍安組の「毛利」(的場浩司)はそんな「円月」の教えに従い、麻薬取引を行う敵対組織・山神組の組長を暗殺しますが、そのことで組のなかの中立派たちとの間に対立が生じてしまいます。
そんなある時、「毛利」は「円月」から、彼の息子を預かり一人前の男に育てあげてほしいと頼まれます。「円月」の息子である「才賀」(榊原徹士)は無鉄砲で気性が荒く、毛利の家で住み込みで働きだしたものの、さっさと抜け出してしまいます。「円月」はそんな「才賀」を勘当することに決めます。
裏社会を舞台に、自分の歩んできた道を信じる壮年の男たちと、これから自分たちが作り上げる未来を信じる若い世代との衝突や軋轢から生まれる展開を描き出しています。監督は、『裏と表』の<藤原健一>が務めています。