ダウ平均株価(9月27日)@終値3万4869ドル37セント
9月
28日
新型コロナウイルスの感染者数が減少傾向にあり、米景気減速への過度な懸念が和らいでいます。原油高や米長期金利の上昇を受け、ハイテクなどグロース(成長)株から景気敏感株全般に資金を移す流れが強まり買いが入りました。
原油先物相場が7月以来の高値を付けており、米長期金利の指標である10年債利回りが朝方に一時、前週末比(0・06%)高い(1・51%)を付けています。22日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の翌日以降、長期金利の上昇基調が強まっており、利ざや改善期待からJPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスなど金融株が買われています。
一方、PER(株価収益率)の高さなどから金利上昇時に割高感が意識されやすいハイテク株が安く、ダウ平均ではアップルやマイクロソフトの下げが目立っています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続落、前週末比77.729ポイント安の1万4969.970で終えています。