日経平均株価(6月10日)@終値2万8958円56銭
6月
10日
前日に米株式相場が下落した流れを受けて朝方は売りが先行したものの上昇に転じています。上げ幅は節目の2万9000円を超える場面もありました。
新型コロナウイルスのワクチン接種状況が順調だとの見方から、経済正常化を見込んだ買いが入っています。半面、高値圏にある銘柄には利益確定売りも出て上値はのびませんでした。
米長期金利が一時(1.47%)の低水準になったことで、足元で調整色を強めていた半導体関連株など一部の値がさ成長(グロース)株が買われて指数を押し上げています。
日本時間10日夜に5月の米消費者物価指数(CPI)の発表、15~16日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催を控え、様子見姿勢の投資家も多く、(FOMC)通過後には日経平均が再び上昇基調になるとの見方も強く、持ち高調整の売りが限定的になったことが結果的に相場を支えたようです。