少子高齢化で第3子まで容認@中国
6月
1日
原則2人までだった規制を緩和します。中国で少子高齢化が進む中、数年以内に人口が減少に転じる可能性が指摘され、<習近平>指導部は対策強化が必要だと判断したようです。
緩和の時期は明示されてはいません。長年の「一人っ子政策」(1979年から2014年まで実施)を2016年に廃止して第2子を容認していますが、中国の2020年の新生児は戸籍登録ベースで前年比15%減少しています。
出生数の減少に歯止めがかからないのは、子育て世帯にとって養育費用の高さに加えて、将来の所得不安が重荷となっているようです。すべての夫婦に2人まで出産を認める「二人っ子」政策の効果は乏しく、少子高齢化の加速は避けられない状況なだけに、「三人っ子」効果の程は未知数だと言えそうです。